公認会計士・税理士の藤沼です。
監査法人でのストレスなどもあり、4年半で監査法人を辞めました。
元々そんなに早く辞めるつもりはありませんでしたが、いくつかの出来事が重なっての結果でした。
ちなみにその後はFASに転職し、今では会計事務所を開業して4年が経ちました。
BIG4を辞めたときは、まさかこんなに早く独立するとは思ってもいませんでしたが、結果的に早くキャリアアップできたので良かったと思っています。
そんな経験から、私は「辞めたいなら早く辞めたほうがいい」と思っています。
今まで多くの方から「辞めようか悩んでいる」という相談を受けてきましたが、遅かれ早かれ、全員辞めていますから。
そこで今回は、私やその他の会計士が監査法人を辞めたいと思った理由、そしてその後の選択肢について解説します。
監査法人を辞めたいと感じた理由【私のケース】


私が「監査法人を辞めたい」と思ったのは、公認会計士登録を終えてシニアに昇格した頃でした。
転職を意識した理由は、大きく3つあります。
正直、ネガティブな理由が多かったです。
もちろん「スキルアップしたい!」という気持ちもありましたが、ネガティブな気持ちの方が強かったです。
もう少し詳しく話します。
① 人間関係でストレスが溜まる
1つめの理由が、人間関係のストレスでした。
クライアント・所内でのストレスが苦痛でした。
クライアントは報酬を頂けるお客様なので、当然、失礼のないよう丁寧に対応しなければなりません。
しかし、感謝されることはほぼありません。
変わった上司に目を付けられてしまい、パワハラとも取れるような経験をしたこともあります。
ストレスによって、手と足に蕁麻疹が出たことが数回ありました。
(他にも書こうと思えば沢山書けますが…ここでは差し控えます。)
監査法人を辞めていった同期の話を聞いてみても、人間関係でのストレスを感じていた人が一番多かったです。
逆に、監査法人を辞めたことでストレスから解放されました。
今はストレスとは無縁の生活です。辞めて良かった。
② 激務で辛い
大手監査法人での仕事はストレスが溜まる上、かなりのハードワークでした。
今は多少緩和されたと聞きますが、激務であることに変わりありません。
休みの日も仕事のことを考えてしまい、体調に異変をきたしたこともありました。
なかなか頭が回らず、1ヶ月近く熱が収まらず、朝から常に疲れていました。(軽い鬱…?)
監査法人で働きながら「寿命を削っているのでは?」と思いました。
そもそも、私たちは仕事の為に生きているわけではありません。
私たちは健康に生きる権利があります。 激務で早死にしたくありません。
そのことに気付き、私は監査法人を辞めました。
③ 仕事がつまらない
3つ目が、単純に「監査がつまらない」と感じたことです。
思えば、受験生時代に学習した「リスクアプローチ」は大手監査法人ではどこ吹く風…。
効果的かつ効率的な監査と学んだはずが、効率度外視で大量のバウチング・形式重視の文書化作業に追われていました。(もちろん、100%ムダな仕事だとは思いませんが…)
確かに、実証手続の量を増やせば誤謬は発見できるのかもしれませんが、本質や不正への勘所を嗅ぎ分ける力が身に付きづらくなっているように思います。
そして形式重視で監査品質を上げたところで、クライアントからは疎まれ、上司からもさほど評価されません。(むしろ工数が増えて自分が苦労するだけ。)
グローバルの要請による仕方のない部分もあると思いますが、パートナーが現場に来ず、主査がクライアントに対して説明(&そしてキレられる)姿を見て、不満を感じずにはいられませんでした。
「監査面白いよ!」という人は、その魅力を教えてほしいです。全く理解できません。
監査法人を辞めたいと感じた理由【他者事例】


私以外の公認会計士の退職理由は、実は公認会計士協会のアンケート調査で明らかにされています。(参照:【なぜ?】会計士が転職した理由アンケート結果【実態調査と分析】)
しかし、「監査法人を辞めたい」という強くネガティブな感情を、公式的なアンケートに正直に書く人は少ないでしょう。
そこで、「現従業員・元従業員による企業口コミサイト」を参照します。
具体的には、口コミ大手の「転職会議」と「OpenWork」を参照し、BIG4(新日本・あずさ・トーマツ・あらた)元従業員の退職理由を集計しました。
では見てみましょう。
激務
一番多い理由でした。
働き方改革により改善傾向にあるようですが、繁忙期は依然として忙しいとの事。
監査法人辞めた方の口コミで特に多かったのは、次の5つです。
- 繁忙期はプライベートがなく、憂鬱になる
- 新人・若手は日程を調整できず忙しい
- 所属チームによっては、死ぬほど忙しい
- 能力の高い人に業務が集中し、激務化する
- プレッシャーがきつい
スタッフ時代はがむしゃらに働き、シニアになると主査を多く抱えるようになり、ふと上を見ればマネージャー陣も忙しそうにしている…という状況です。
パートナーに上がると働きやすくなるようですが、あまりにも長い道のりです。難易度も高すぎます。
最近では、私が監査法人にいた頃に優秀だったマネージャーの方々も辞めてしまったと聞き、かなり驚きました。
このような環境で疲弊し、転職した方が多く散見されました。
業務がつまらない
「業務がつまらない」という声も多く検出されました。
- 文書化作業が多く飽きてくる
- 監査業務では考える余地がなく、やらされている感が強い
- ファームの方針により監査メソッドが変わり、かつ本質的でない
- パートナーのさじ加減で方針が決まるため、振り回されることが多い
BIG4での監査手続は、基本的にファームの方針で決定されるため、自分で考える余地が少ないです。
また特にBIG4では、監査基準委員会報告書における要求事項をすべて満たすような監査調書の作成が求められるため、形式的な手続きの割合が多くなります。
このような形式的作業は、会計士としてのスキルアップにはあまり役立たないと感じます。(監査法人内での評価には繋がると思いますが)
そんな中、感覚だけでチームを動かすパートナーも一定数いるため、ひたすら振り回されている方も多いでしょう。
感謝されない
監査法人にいる以上は仕方ない部分もありますが、「やりがいの無さ」を理由に監査法人を辞める人も多く見られました。
- 監査業務の性質上、「感謝」される機会がなく面白味を感じられない
- 監査を頑張るほど、クライアントから嫌われる
私はFASに転職しましたが、監査法人時代に比べて圧倒的に感謝される機会が増えました。
コンサルでは時間をかければかけるほど、サービス品質が高まり、クライアントからの感謝の声も増えます。
一方、監査品質を高めたところでクライアントから感謝されることはなく、逆に嫌われるケースさえあります。
このような理由により、監査法人を辞める会計士も多いようです。
監査以外の経験ができない
シニア以上になると、「監査以外の経験をしたい」というニーズが高まるようです。
- 監査しか経験できないことに、機会損失を感じた
- 会計監査以外のスキルが身に着かず、成長に限界を感じた
- 特定業種の会計には詳しくなるものの、それ以外の成長が感じられない
- 監査経験のみでは転職市場で評価されないと危機感を思え、転職した
監査法人では、あくまで「監査人」として成長できるものの、「公認会計士」として成長できるかは疑問です。
そもそも、会計監査がしたくで公認会計士になった、という人はどれほどいるでしょうか。
また転職市場では、30代後半になると「監査経験+α」の経験が求められるようになります。
監査経験のみでは転職市場での価値が低いため、ある程度の年齢でキャリアチェンジをする方が多いようです。
転職市場においては 4年目~10年目の時期が最もキャリアを評価されるため、このタイミングで退職・転職する方が多いです。
正当な評価がなされない
この理由は、特にシニア4年目の会計士に多いです。
BIG4内での目標として、マネージャーへの昇格を目指している方は多いでしょう。
しかし、マネージャーへの昇格は狭き門です。
特に、BIG4では上司へのアピールが上手い人が評価されやすく、部下の面倒見が良かったり、過酷なチームを率いたりといった経験が正当に評価されないケースが多いように感じます。
上が詰まっている現状は理解できるものの、正当な評価をしない組織で働くことにメリットを感じなくなり、モチベーションが一気に低下し、転職を考える方が多いようです。
私自身、「なぜこの人が昇格できないのか?」と疑問を感じるケースもありました。
適正な評価を行う会社に転職をすることで、このようなフラストレーションは解消されます。
会計士が転職すると、年収はいくらになる?【全職種調べてみた】の記事でも解説していますが、実はBIG4の年収は会計士の転職先(全13種)の中で3番目に低い水準です。
つまり、BIG4に留まっている会計士は評価も年収も低く、BIG4から転職した会計士は年収も評価も高いのです。
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監査法人を辞めた後の転職先について


先述のとおり、ネガティブな理由で転職をする会計士は多いです。
そしてその多くに「現状を変えたい」という共通の目的があるでしょう。
そこで、現状を変えたい方向けにおすすめの選択肢を紹介します。
- 経理
- ベンチャーCFO
- FAS
- 中小監査法人
いずれも、監査経験を大きく活用できる転職先です。
なお、会計士の転職先は全13種ありますので、その他にも選択肢は数多くあります。(上記はあくまでオススメです)
その他の転職先については、次の記事ですべて紹介しています。
経理
経理は、ワークライフバランスの取れる転職先として人気です。
これは私の主観ではなく、JICPAの会計士向けアンケート調査結果からも明らかです。
監査法人からの転職した組織内会計士の満足度調査
満足 | 満足割合 | 不満 | 不満割合 | |
---|---|---|---|---|
25歳以下 | – | – | – | – |
30歳以下 | 17件 | 89% | 2件 | 11% |
35歳以下 | 27件 | 75% | 9件 | 25% |
40歳以下 | 43件 | 84% | 8件 | 16% |
50歳以下 | 43件 | 83% | 9件 | 17% |
60歳以下 | 7件 | 70% | 3件 | 30% |
61歳以上 | 6件 | 100% | 0件 | 0% |
計 | 143件 | 82% | 31件 | 18% |
このアンケート調査によれば、組織内会計士に転職した会計士の約80%以上が、現在のワークライフバランスに「満足している」と回答しています。
一方、同JICPAのアンケート調査において、監査法人職員の満足度では「ワークライフバランスが取れている」と回答した会計士が全体の40%未満という結果でした。
つまり、経理等の組織内会計士に転職することで、凡そ2倍の会計士のワークライフバランスが改善されることを意味します。
そのため、激務を避け残業時間を減らしたいという方に、経理はオススメです。
なお、経理に転職した会計士の働き方について、詳しくは次の記事で紹介しています。
ベンチャーCFO
適正な評価を求める会計士には、ベンチャーCFOがオススメです。
IPOエンゲージメントでの主査経験や、M&Aの経験がある方であればスキルを高く評価されるでしょう。
特に、年収が大きく上がりやすく、ストックオプションによる報酬も他にはないメリットの1つです。
私の知人会計士もマネージャーへの昇格を諦めベンチャーCFO(候補)へと転職しましたが、1年目ですぐに年収1,000万を超えました。
自らプロジェクト等をハンドリングする必要はありますが、バリバリと働くことで正当な評価を得たい方には、ベンチャーCFOがオススメです。
ベンチャーCFOで働く会計士について、詳しくは次の記事で解説しています。
FAS
仕事に「やりがい」を求める方にはFASもオススメです。
私自身も、監査法人内での業務に面白味を見いだせずFASに転職しました。
FASと言っても種類は様々ですが、M&Aに関与するケースが一般的です。(市場規模が大きく、監査との親和性も高いため)
FASでは、クライアントの為にコンサルティングサービスを提供します。
そのため、クライアントから頼られやすく、説得力のあるプレゼンをすることで喜ばれるシチュエーションが増えます。
もちろん そのためには専門性を高める必要があり、残業も増えます。
しかし、コンサルティングでの残業はBIG4での残業とはやや性質が異なり、あまり辛さや疲れを感じませんでした。(むしろ楽しかった)
FASでの会計士の働き方について、詳しくは次の記事で解説しています。
中小監査法人
個人的にかなりオススメなのが、中小監査法人です。
現状を変えたいものの、特にやりたい仕事が見つからない、という方には一番オススメの転職先です。
なぜなら、BIG4での経験を高く評価され、かつワークライフバランスの取れる法人が多いからです。
私自身も独立後、とある中小監査法人で非常勤職員をしていましたが、良い意味でカルチャーショックを受けました。
「こんなに働きやすい監査法人があるのか…」と。
同じような経歴の会計士が多く在籍しているため、転職理由にも理解を示されやすいです。
また、年収もBIG4より上がるケースが多く、デメリット・リスクがほとんどありません。
かなりオススメですよ。
中小監査法人での働き方について、詳しくは 中小監査法人への転職が、意外とオススメな理由【働いてみた感想】の記事内で詳細解説しています。
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非常勤という選択肢もアリ


最も手っ取り早く、現状を変える方法があります。
それは、「非常勤」という選択肢です。
事実、常勤から非常勤に切り替える方は増えています。
というのも、非常勤には次のようなメリットがあるからです。
- 時給単価が非常に高い
- 基本、主査を任されない
- 監査経験をフルに活かせる
- 勤務日数を選択できる
- 残業時間が少ない傾向にある
私も中小監査法人で非常勤をしていましたが、コストパフォーマンスに優れた仕事であると感じました。
時給単価は平均7,000円、中には時給10,000円の求人までありました。
また、基本的に主査を任任されないため、精神的ストレスがなくなります。
スタッフワークで週4日(残業なし)勤務するだけで、年収は軽く1,000万を超えます。
正直、正社員よりも稼げます。
なお、非常勤をする際はBIG4を選んではいけません。
BIG4では非常勤職員であっても残業が多い傾向があり、また時給単価が低い(平均して時給4,000円~)からです。
監査法人での非常勤について、詳しくは次の記事を読んでください。
実体験をもとに具体的に解説しましたので、かなり参考になるでしょう。
「監査法人を1年~2年で辞める」という選択はアリなのか?


最近は、監査法人に入って1年~2年で退職を考える方も増えているようです。
というのも、私のところにも相談をされてくる新人会計士の方が増えているからです。
そして相談される方の大半が、「激務」「ついていけない」といったネガティブな理由です。
また、ほとんどがBIG4在籍の会計士(試験合格者)です。
しかし、「入ったばかりの監査法人を1年~2年で辞めて大丈夫なのか…」という心配もあるはずです。
そこで、監査法人を短期間で辞める選択について、メリット・デメリットを洗い出してみました。
監査法人を1年~2年で辞めるメリット
監査法人を1年~2年で辞めるメリットは、大きく2つ挙げられます。
- 環境が変わることで、働きやすさが改善される
- キャリアアップが早まる
「適材適所」という言葉があるように、人には合う環境・合わない環境があります。
少なくとも、監査法人(BIG4)は決して万人にとって働きやすい環境ではありません。
元々ストレス耐性の高い方や、組織への貢献意欲の高い方にとっては働きやすい環境であったとしても、そうでない方にとっては働きやすい環境とは言えないでしょう。
自分に合った環境・組織を選ぶことで、自分らしさを維持し、働きやすさを改善することができます。
また、特に監査法人を2年間経験した場合、転職市場では監査経験を評価されることがあります。
元々、一生監査法人で働く気がなかった方にとっては、むしろ転職によりキャリアアップが早まるというメリットが生まれます。
監査法人を1年~2年で辞めるデメリット
監査法人を1年~2年で辞めることのリスク・デメリットは、大きく3つ挙げられます。
- 「すぐに辞めるのでは」と判断される可能性がある
- 前職として評価されない可能性がある
- 修了考査の勉強時間を確保できなくなる可能性がある
1年~2年で監査法人を辞めると、応募先企業から「またすぐに辞めるのでは」と警戒される可能性があります。
監査法人であれば多少理解を得られると思いますが、その他の職種の場合、中々バックボーンを理解してもらえない可能性があります。
また、一般に「実務経験」として認められるには3年以上の経験が必要と言われており、第二新卒のような扱いを受ける可能性があります。
そして最も重要なのが、修了考査受験のための学習時間の確保です。
公認会計士に対する理解がない組織では、修了考査前に試験休暇を取りづらい可能性があります。
これらの点を踏まえ、監査法人を1年~2年で辞める場合の転職先を見てみましょう。
監査法人を1年~2年で辞める場合の転職先
監査法人を1年~2年で辞める場合のおすすめの転職先は、中小監査法人です。
中小監査法人であれば、短期間での転職に対してある程度の理解があり、監査経験を正確に評価してもらえるでしょう。
また、試験休暇制度を採用している監査法人が大半ですから、修了考査に向けてしっかりと準備することができます。
ちなみに、大手監査法人と中小監査法人とでは、やや環境が異なります。
たとえば、残業が非常に少ない監査法人や、副業を全般的に認めている監査法人など、多種多様です。
私も中小監査法人での勤務経験がありますが、とても働きやすく監査が好きになりました。
中小監査法人での働き方について、詳しくは中小監査法人への転職が、意外とオススメな理由【働いてみた感想】で解説しています。
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その他、監査法人を辞めたい時によくある疑問


その他、会計士が監査法人を辞める際によくある疑問をまとめてみました。
- 監査法人を退職して後悔しないために、気を付けるべきことはありますか?
-
いくつかありますが、共通するのは「事前の準備」です。
たとえば会計士の転職先は専門性が非常に高いため、業界への「何となくのイメージ」だけで転職すると、リサーチ不足により失敗する可能性があります。(私もその1人ですが)
自分一人でリサーチして応募するのではなく、必ず同僚や転職エージェントを活用し、多方面から情報を収集すべきです。
後悔しないための転職については、会計士の私が転職して後悔した理由で細かく解説しています。
- 監査法人の退職率は?
-
監査法人の離職率は、平均7%です。(参照:監査法人の離職率を分析・算出してみた。)
また離職率は職階によっても異なり、スタッフの離職率は9%、シニアの離職率は12%でした。
5年で約4割が離職し、10年で約7割が離職します。
- いつ頃から転職活動を始めるべきですか?
-
一般に、有効求人倍率が最も高まるのは9月~12月頃です。
しかし求人は水物ですから、どの時期に良い求人が上がってくるかは運要素も入ります。
そのため、まずは転職エージェントに登録しておき、良い求人をすぐにピックアップできるような仕組みを作っておくと良いでしょう。
会計士の転職にベストな時期・タイミングについて、詳しくは次の記事で解説しています。
- 監査法人 なぜ辞める?
-
公認会計士協会のアンケート調査によれば、他業種への興味・今後のキャリアアップなどポジティブな退職理由がある反面、形式的な作業が多い・将来性への不安などポジティブな退職理由の方が多く挙げられています。
公認会計士が監査法人を辞める理由について、詳しくは次の記事を参照して下さい。
- 入社した監査法人でついていけないのですが…。
-
人には、合う合わないがあります。
特に大手監査法人での仕事では、細やかさが求められます。
細やかな仕事よりもダイナミックな仕事が向いている人は多くいますし、向かないのであれば転職すべきです。
例えば中小監査法人では、BIG4に比べてより本質的な監査業務に従事できるケースが多いです。
また監査法人以外にも選択肢は多々ありますから、向かない仕事を続けるよりも辞めるべきです。
私たち会計士は、最大5回までは容易に転職できますから。
- やばい監査法人はありますか?
-
固有名詞を出すことはできませんが、あります。
見極める一つの基準として「離職率」を見て下さい。
離職率の高い監査法人は、やばいと思って差し支えありません。
なぜって、良い組織なら人は辞めませんから。
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準備さえしておけば、転職はいつでもできる。


「監査法人を辞めたいけど、今すぐ辞めたいわけではない…」という方も多いでしょう。
しかし、転職活動には準備期間が必要です。
いざ辞めようと思った時に情報収集を始めたのでは、転職に半年~1年かかってしまいます。
そこでオススメなのが、定期的に転職情報を受け取れる仕組みを作っておくことです。
やり方はかんたんで、転職エージェントに登録し、希望条件を伝えた上で求人を常に送ってもらうようお願いすればOKです。
求人は水物ですから、いざ腰を上げたタイミングで良い求人があるとは限りません。
特に、人気の求人はすぐに募集を締め切ります。(家の引っ越しと似ています)
会計士向けの転職エージェントについては、【迷ったら1択】公認会計士におすすめの転職エージェントで比較しています。
本当に「辞めたい」と思った人は、遅かれ早かれ、いずれ監査法人を辞めます。
今この瞬間に辞めたいと思っているのであれば、行動に移してみてはいかがでしょうか。
早すぎるという事はないはずです。
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