公認会計士・税理士の藤沼です。
経理未経験者に一番おすすめの転職エージェントは、ヒュープロです。なぜなら求人数がNo.1であり、利用者からの評判も非常に良いからです。
経理に強い転職エージェント5社一覧
転職エージェント | 総合評価 | 求人数 | 利用対象 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
![]() ヒュープロ | ( 10/10 ) | 約2,000件 | 20代~50代 | 求人数No.1 |
![]() MS-Japan | ( 9/10 ) | 約1,500件 | 30代~40代 | 大手老舗 |
![]() ツインプロ | ( 8/10 ) | (非公開) | 20代~50代 | 面接対策に強い |
![]() レックス | ( 7/10 ) | 約1,000件 | 20代~30代 | 士業向け |
![]() ジャスネット | ( 7/10 ) | 約500件 | 20代~30代 | 士業向け |
厚労省に登録されている有料職業紹介事業、いわゆる「転職エージェント」は日本国内に30,113社以上存在しますが、この中には有象無象が多数存在します。
また「経理」という専門性の高い求人を多く保有している転職エージェントは少なく、最終的に私が「未経験者におすすめできる」と感じたのは上記5社のみでした。
私は会計分野で転職活動をした際、いわゆる会計・税務系の転職エージェントを20社以上利用し、その上で特に良いと感じたのが上記5社なのです。

本記事では、利用者の評判も踏まえた「経理に強いおすすめの転職エージェント」を紹介します。
もちろん私自身も利用していますので、その際の感想も含めて解説します。
この記事で分かること
- 未経験で経理に転職するならヒュープロが1番おすすめ
- 実務経験ありで経理に転職するならMS-Japanもおすすめ
- 経理への内定率を高めたいならツインプロ(TwinPro)も併用すべき
- 経理に強い転職エージェントを選ぶ際は、まず求人数の多さで選ぶ
- 未経験者は必ずエージェントに書類添削・面接対策をしてもらおう
【未経験者に強い!】経理におすすめの転職エージェント5選
経理未経験者に一番おすすめの転職エージェントは、ヒュープロです。なぜなら未経験者向けの経理求人数がNo.1であり、20代~50代まで幅広い層が利用可能だからです。
その他、ヒュープロを含めた経理に強い転職エージェント上位5社は以下の通りです。
- ヒュープロ |専門特化・未経験者向けの求人数No.1
- MS-Japan |専門特化・全国の経理に強い
- ツインプロ(TwinPro)|経理の面接対策に強い
- レックスアドバイザーズ |専門特化・士業向け
- ジャスネットキャリア |専門特化・士業向け
(参考:当サイトの運営ポリシー)
上記以外の転職エージェントはおすすめできません。
以下、各社それぞれ解説します。
1位|ヒュープロは未経験OKの求人数No.1!経理特化のエージェント

公式サイト:https://hupro-job.com/
- 求人数 :(10/10)
- 情報の詳細さ :( 9/10)
- サポート力 :(10/10)
- 対応スピード :( 9/10)
- 評判・口コミ :(10/10)
- 総合評価 :(10/10)
経理未経験者に一番おすすめの転職エージェントは、ヒュープロ(Hupro)です。
ヒュープロは会計・税務に特化した大手転職エージェントであり、経理未経験者向けの求人数が1番多いのが特徴。特に、都心部での転職を考える方は必ず利用すべき転職エージェントです。
利用可能な年齢層も20代~50代と非常に幅広く、第二新卒者向け~シニア層まで求人を幅広く公開しています。
経理未経験者の場合、書類・面接で落とされる確率が高いため、とにかく多くの求人に応募することが重要です。
この点、ヒュープロなら未経験者が応募できる母集団数が非常に多いため、使うだけで内定可能性が上がります。
ちなみに私自身も利用した経験がありますが、ヒュープロは特に担当者の質が非常に高いと感じました。
会計系に特化している為、業界特有の知見がかなり豊富なのでしょう。
一方、東京都などの都心部以外になると求人数が少ないため、東京都以外で転職を考えている方にはオススメできません。
東京都以外で経理への転職を考えている方には、2位で紹介するMS-Japanの方がオススメです。
経理の求人数 | 約2,000件 |
---|---|
専門分野 | 経理・会計事務所 |
対象年齢 | 20代~50代 |
面談 | 電話・オンライン・対面いずれも可 |
利用料 | 無料 |
ヒュープロの評判・口コミを見る
良い評判
- 会計事務所の求人がとても多く、選ぶことができた
- 未経験者OKの求人が多く見つかった
- 求人に対する理解度が高く、よく分かっている
- 税理士に強いと感じた
- 対応が丁寧で最後まで信頼できた
- 提案される求人数がずば抜けて多かった
- 先方とのやり取りが早く、期間内に内定を得た
- 面接対策が良く、内定を獲得できた
悪い評判
- メールの文面がぶっきらぼうに感じた
- 求人検索が少し使いにくい
- 逆に、転職までに時間がかかってしまった
\ かんたん3分で登録完了 /
/ 都内経理向け求人数No.1 \
2位|MS-Japanは管理部門全般に強いが特に経理求人が豊富

公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
- 求人数 :( 9/10)
- 情報の詳細さ :(10/10)
- サポート力 :(10/10)
- 対応スピード :(10/10)
- 評判・口コミ :( 9/10)
- 総合評価 :( 9/10)
MS-Japanは、管理部門に特化した大手転職エージェントです。
全国の経理の求人数が非常に多いのが特徴であり、経理の求人を探す方におすすめの転職エージェントです。
私も転職活動の際に利用しましたが、キャリアプランの提案がとても上手く、じっくり考えながら転職活動を進めることができました。
特に、会計系特化型エージェントの中では運営実績が30年と非常に長く、豊富な経験が蓄積されています。
利用者の評判も軒並み好評であることから、各コンサルタントの品質も安定して高いことが分かります。
ただし、利用対象者層が30~40代とかなり限定されているため、対象外の方は先述のヒュープロを選びましょう。
経理の求人数 | 約1,500件 |
---|---|
専門分野 | 経理を含む管理部門全般 |
対象年齢 | 30代~40代 |
面談 | 電話・オンライン・対面いずれも可 |
利用料 | 無料 |
MS-Japanの評判・口コミを見る
良い評判
- 経理の求人にかなり強いと感じた
- キャリアカウンセリングが優秀
- キャリアアドバイザーの質が高い
- コンサルタントが優秀
- 心のサポートまでしてもらえた
- 他のエージェントより親身
悪い評判
- 担当者の対応が少し遅いと感じた
- 担当者がいきなり変わった
\ かんたん3分で登録完了 /
/ 経理特化&全国求人数多し \
3位|ツインプロ(TwinPro)は面接対策に強く内定率UP!

公式サイト:https://twin-pro.jp/
- 求人数 :(非公開)
- 情報の詳細さ :(10/10)
- サポート力 :(10/10)
- 対応スピード :(10/10)
- 評判・口コミ :( 8/10)
- 総合評価 :( 8/10)
ツインプロ(TwinPro)は、会計系・経理に特化した転職エージェントです。
求人数は非公開ですが、私がツインプロの担当者に直接質問をしたところ、「職種問わず10,000件以上の求人がある」との回答を入手しました。
ツインプロの強みは、以下の通りです。
- キャリアカウンセリングが上手く、自分のキャリアの方向性を見つけやすい
- 選考対策が得意であり、面接が苦手な方にとっては大きな味方になる
会計・税務に特化している点は、他の専門特化型エージェントと変わりません。
しかし、ツインプロは面接対策が非常に強く、面接を苦手とする方にとっては強い味方になります。
特にキャリアが定まっていない方や、初めて経理に転職する方にはおすすめの転職エージェントです。
経理の求人数 | (非公開) |
---|---|
専門分野 | 経理への面接対策・内定獲得 |
対象年齢 | 20代~50代 |
面談 | 対面・Zoom・電話いずれも可 |
利用料 | 無料 |
ツインプロ(TwinPro)の評判・口コミを見る
良い評判
- コンサルティングファームから内定をもらえない状況が続いても親身に対応してもらえた
- 質の高い書類添削やファームごとの選考対策を実施してもらえた
- 夜遅くの時間であっても柔軟に日程調整してもらえた
- 企業風土や社風にあったファームを紹介してもらえた
- メールの返信が早くやり取りがスムーズだった
悪い評判
- 1週間経っても何も連絡がなく質問への返信がなかった
- 面接の後はメールの1本も連絡が来なかった
\ かんたん3分で登録完了 /
/ 経理の面接対策に強い! \
4位|レックスアドバイザーズは会計士・税理士向けの求人が中心

公式サイト:https://www.career-adv.jp/
- 求人数 :( 8/10)
- 情報の詳細さ :( 9/10)
- サポート力 :( 9/10)
- 対応スピード :(10/10)
- 評判・口コミ :( 8/10)
- 総合評価 :( 8/10)
レックスアドバイザーズは、会計系に特化した大手転職エージェントです。
主に「有資格者」向けの求人が多いのが特徴です。
私も転職で利用しましたが、キャリアカウンセリングがとても上手く、会計業界への理解度が非常に高いと感じました。
公認会計士・税理士からの評判も高く、有資格者の方には非常にオススメの転職エージェントです。
ただし、士業以外の方向けの求人数は少ないため、士業以外の方は利用にはオススメしません。
経理の求人数 | 約1,000件 |
---|---|
専門分野 | 士業(公認会計士・税理士) |
対象年齢 | 20代~30代 |
面談 | 対面 |
利用料 | 無料 |
レックスアドバイザーズの評判・口コミを見る
良い評判
- キャリアカウンセリングが良かった
- 会計業界に精通している
- 求人情報が濃い・詳細である
- 多くの求人を紹介して貰えた
- いい求人を送ってくれた
悪い評判
- 転職を急かされた
- 自分の希望とは異なる求人を紹介された
- 求人の質が悪く、2ヶ月で連絡が取れなくなった
5位|ジャスネットキャリアは会計系の士業の求人メインで取り扱い

公式サイト:https://career.jusnet.co.jp/
- 求人数 :( 7/10)
- 情報の詳細さ :( 9/10)
- サポート力 :(10/10)
- 対応スピード :( 9/10)
- 評判・口コミ :( 8/10)
- 総合評価 :( 7/10)
ジャスネットキャリアは、会計コンサル系に強い転職エージェントです。
どちらかというとコンサル求人が多いため、会計系・コンサル系への転職を考える方にはオススメです。
私も転職で利用しましたが、転職者のロールモデルの提示がとても上手く、分かりやすいと感じました。
ジャスネットキャリアは(会計系のエージェントの中では)大手であり、ロールモデルを数多く蓄積しています。
「周りの人はどんなキャリアを歩んでいるのか?」が気になる方は、利用してみると良いでしょう。
ただし、こちらも士業系の求人をメインに取り扱っている為、士業以外の方にはあまりオススメできません。
経理の求人数 | 約500件 |
---|---|
専門分野 | 士業 |
対象年齢 | 20代~30代 |
面談 | 対面 |
利用料 | 無料 |
ジャスネットキャリアの評判・口コミを見る
良い評判
- 会計業界の専門知識が豊富だった
- 会計系の求人が多かった
- 面接で何を聞かれるのか、具体的に教えてもらえた
- 親切に対応してくれた
- ワークライフバランスの取れる会社に就職できた
悪い評判
- あまり積極的に情報提供してもらえなかった
- 転職を急かされた
- ビジネスマナー等の信頼性に懸念を感じた
- スカウトに応募した直後、お断りのメッセージを送られた
- 派遣業でのトラブルがあった
【比較表】経理に強い転職エージェントを徹底比較!【全20社】
経理に強い転職エージェント全20社を、以下で比較しました。
ヒュープロ (Hupro) | MS-Japan | ツインプロ (TwinPro) | レックスアドバイザーズ | ジャスネットキャリア | 人材ドラフト | TACキャリアエージェント | 大原キャリアナビ | ABキャリア | SACT | 会計求人プラス | SYNCA | アカナビ | 人材スカウト | VRPパートナーズ | 会計求人ドットコム | 経理転職.com | 経理求人ナビ | 転ナビ経理 | 経理・会計.com | |
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総合評価 | ( 10/10 ) | ( 9/10 ) | ( 8/10 ) | ( 7/10 ) | ( 7/10 ) | ( 7/10 ) | ( 6/10 ) | ( 6/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) | ( 5/10 ) |
求人数 | 約2,000件 | 約1,500件 | (非公開) | 約1,000件 | 約500件 | 約500件 | 約400件 | 約150件 | 約30件 | 約30件 | 約30件 | 約50件 | 約40件 | 約30件 | 約10件 | 約10件 | 約200件 | 約60件 | (非公開) | 約20件 |
対象年代 | 20代~50代 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~30代 | 20代~30代 | 20代~30代 | 20代~40代 | 20代~40代 | 20代~30代 | 20代~40代 | 20代~50代 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~40代 | 20代~40代 | 40代~50代 | 20代~30代 | 20代~40代 | 20代~40代 | 20代~40代 |
設立 | 2015年 | 1990年 | 2022年 | 2002年 | 1996年 | 2000年 | 2001年 | 1984年 | 1995年 | 2015年 | 2009年 | 2017年 | 2002年 | 1995年 | 2007年 | 2021年 | 1988年 | 2012年 | 2005年 | 1994年 |
資本金 | 2億2740万円 | 5億8600万円 | 1億円 | 6000万円 | 3800万円 | 3400万円 | 3000万円 | 1000万円 | 7000万円 | 500万円 | 500万円 | 6億円 | 6000万円 | 3000万円 | 900万円 | 510万円 | 6億7226万円 | 2,000万円 | 1,500万円 | 5,000万円 |
強み | 未経験者に強い | 管理部門全般 | 面接対策に強い | 士業全般 | 士業全般 | 会計事務所 | 会計系全般 | 会計系全般 | USCPA | USCPA | 税務スタッフ | 経理 | 税務スタッフ | 税務スタッフ | 士業 | 税務スタッフ | 経理マン | 経理マン | 経理マン | 経理マン |
得意領域 | 経理 会計事務所 | 経理 会計事務所 監査法人 | 経理 コンサル | 会計・税務 | 士業全般 | 会計事務所 | 経理 会計事務所 | 会計事務所 | 経理 監査法人 | 経理 監査法人 | 会計事務所 | 経理 | 会計事務所 | 会計事務所 | 士業 | 会計事務所 | 経理 | 会計・税務 | 経理 | 会計・税務 |
評判口コミ | 評判を見る | 評判を見る | – | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | – | – | – | – |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
登録すると、すぐに担当コンサルタントから面談の「日程調整」に関する電話がきます。この時点で自分の希望を遠慮せずに伝えることで、自分に合う求人をいち早くGETできます。
経理未経験者による転職エージェントの選び方

経理未経験者が転職エージェントを選ぶ際は、次の観点で選ぶべきです。
上記のうち、求人数の多い転職エージェントを選ぶという観点は必須です。
以下、それぞれ解説します。
【必須条件】「経理」の求人数が多い転職エージェントを選ぶ
これは必須条件ですが、未経験者が転職エージェントを選ぶ際は、必ず経理の求人数が多いエージェントを選んでください。
なぜなら、次のような大きなメリットが得られるからです。
- 応募できる求人が増えるため、内定可能性が上がる
- 選択肢が増えるため、自分に適した求人が見つかりやすい
- 複数社内定が出た場合、条件交渉を優位に進めることができる
求人数が多ければその分応募できる企業が増えるため、内定の可能性が上がります。
また、選べるカードが増えるという事は、自分が希望する条件にマッチした求人が見つかりやすいという事を意味します。
なお、経理の求人数を多い順にソートした結果は次の通りです。
経理特化のエージェント求人数比較
経理の求人数 | |
---|---|
ヒュープロ(Hupro) | 約2,000件 |
MS-Japan | 約1,500件 |
レックスアドバイザーズ | 約1,000件 |
ジャスネットキャリア | 約500件 |
人材ドラフト | 約500件 |
ヒュープロ・MS-Japanの2社は群を抜いて「経理」の求人が多いです。
いずれか一方でしか取り扱っていない求人もあるため、できれば2社に登録し、併用したほうが良いです。
会計業界に特化した「専門特化型」の転職エージェントを選ぶ
転職エージェントには、大きく「専門特化型」と「総合型」の2種類に分けられます。
経理業界への転職に強いエージェントを選ぶなら、絶対に「専門特化型」のエージェントを選んでください。
なぜなら、「専門特化型」の方がサービス品質が格段に高いからです。
特化型エージェント・総合型エージェントの違い
専門特化型 | 総合型 | |
---|---|---|
経理の求人数 | 多 | 少~中 |
経理業界の知識 | 高 | 低 |
サービスの丁寧さ | 丁寧な対応 | 機械的な対応 |
担当者のレベル | 総じて高い | バラツキがある |
職種の幅広さ | 経理業界に特化 | 異なる職種もある |
私自身も、転職の際に「専門特化型」と「総合型」の2種類の転職エージェントを利用しましたが、断然「専門特化型転職エージェント」のほうがサービスが良かったです。
なお、本記事で紹介しているおすすめの転職エージェントは、全て「専門特化型」の転職エージェントです。
また、総合型転職エージェントとしては、例えば以下のような転職エージェントがあります。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda 等
利用者からの評判が良い転職エージェントを選ぶ
できれば、その転職エージェントを利用した人の声を聞き、評判の良い転職エージェントを選んでください。
なぜなら、いくら求人数が多く経理業界への高い知見を有していたとしても、サービス品質が低かったのでは意味がないからです。
ただし、全社の評判を一々収集するには多くの時間を要します。
そこで、過去に当サイトが実施した口コミ評価の比較を以下に掲載します。
経理に強い転職エージェントの口コミ評価比較
口コミ評価 | 評判を見る | |
---|---|---|
ヒュープロ(Hupro) | ( 10/10 ) | 口コミ評判を見る |
MS-Japan | ( 9/10 ) | 口コミ評判を見る |
レックスアドバイザーズ | ( 7/10 ) | 口コミ評判を見る |
ジャスネットキャリア | ( 7/10 ) | 口コミ評判を見る |
人材ドラフト | ( 7/10 ) | 口コミ評判を見る |
上記のとおり、「ヒュープロ」「MS-Japan」の2社は、非常に評判の良い転職エージェントとして評価されていました。
実際、私自身も転職の際にこの3社を含めて20社以上のエージェントを利用しましたが、確かに上記3社はキャリアアドバイザーの質が高く優秀であると感じました。
経理未経験者が求人を探すときのポイント4選

未経験者が経理の求人を探す際は、以下の4つのポイントに注意して下さい。
特に、最後の転職サイト(求人サイト)を使わないという点は一番重要です。
以下、それぞれ解説します。
経理チームの人数を確認し3人以下なら極力応募しない方が良い
経理求人を探す際は、できればチームメンバーが4人以上の組織を選ぶべきです。
なぜなら、経理チームが3人以下の場合、教えてくれる人がいない恐れがあるからです。
経理部の教育体制(例)
経理部長 | 経理部全体を統括。基本教えてくれない。 |
---|---|
経理課長 | 経理部のマネージメント。教えてくれる機会はあるが、教育は平の経理部員に任せる。 |
経理部員A | 作業者。仕訳の起票など平常業務を担当。入社後はこの人たちに教えてもらう。 |
経理部員B |
経理部は上記のような人員構成が取られ、未経験者が入社すると、平の経理部員(経理スタッフ)から教わるケースが大半です。
大企業であればweb研修が用意されるケースもありますが、中小企業なら原則OJTとなり、仕事をしながら教わります。
経理チームが3人だけだった場合、経理部員は1人しかおらず、平常業務を行う中で未経験者に指導しなければならないため、教える余裕がなくなります。
つまり、最低でも経理部が4名以上で構成されている求人を探すべきです。
経理チーム内で「今も未経験者が働いているか」を確認する
経理部内で今も実際に未経験者が働いているかを必ず確認してください。
なぜなら、現実に教育体制の仕組みが存在する裏付けになるからです。
「未経験歓迎」「未経験OK」といった文言が記載されている求人票は多いですが、教育体制が実在するかは別問題です。
人手が足りないから人事部が採用活動をしているだけで、未経験者を採用したらもっと人手不足になった…なんてケースはよくあります。
- 採用されても、誰も教えてくれない
- 教えてくれる人はいるが、先輩たちが忙しくて聞くに聞けない
- その後転職しようにも、スキルが身に付いていない為また未経験者として転職活動しなければならない
上記のように、教育体制のない会社に入社してしまうと、時間だけが無駄に過ぎてしまいます。
また、たまに「募集した背景を聞けば状況が分かる」と言う人がいますが、それは間違いです。
私も経営者なので募集する立場の気持ちが分かりますが、求人を出した背景を聞かれても、もっともらしいことを言い並べるだけです。とにかく人材が欲しいわけですから、自社に都合の悪いことはまず話しません。
そのため、「今、未経験者が経理部内で働いていますか?」「その方は何年目ですか?」といった事実に関する質問を投げかけてください。
リモート(在宅勤務)の会社は避けた方が良い!放置される危険性
経理未経験者の方は、できれば在宅OK(リモートワーク)の求人は避けた方が無難です。
なぜなら、リモートワークになると教育係となる上司とのコミュニケーションが疎遠になりやすく、次のような事態を招きやすいからです。
- 目の前に上司がいないため、聞きたくても聞けないケースがある
- (上司からすると)目の前に部下がいないため、教育を放棄しやすい
これは経理に限った話ではなく、コロナ渦に入ったことで新人への教育が減り、すぐに会社を辞めてしまう職員が私の周りでも増えています。
経理の仕事は教わらなければ進みません。
スキルアップしやすい環境で働くために、できれば会社に出社して仕事ができる求人を選ぶことをオススメします。
転職サイト(求人サイト)ではなく「転職エージェント」を使う
転職サービスには、「転職エージェント」と「転職サイト(求人サイト)」の2種類があります。
経理未経験の方が転職サービスを利用するときは、転職サイトではなく、絶対に「転職エージェント」を使ってください。
転職エージェントと転職サイトの比較
転職エージェント | 転職サイト (求人サイト) | |
---|---|---|
求人数 | 多 | 少~中 |
非公開求人 | あり | なし |
カウンセリング | あり | なし |
書類添削・面接対策 | あり | なし |
応募時の推薦文 | あり | なし |
企業とのやり取り | エージェントが代行 | 全て自分で行う |
内定後の条件交渉 | エージェントが代行 | 全て自分で行う |
費用 | 無料 |
転職エージェントでは、専任の担当者が付き、就活開始~内定まで全てをサポートしてもらえます。
また、書類添削・面接練習に加えて応募時に「推薦文」が書かれるため、内定可能性が上がります。
一方、転職サイト(求人サイト)では自ら求人に応募し、内定後の調整なども全て自分で行う必要があります。
また、転職エージェントの利用は全て無料です。
このため、経理未経験の方は絶対に転職エージェントの方を利用すべきです。
未経験者におすすめの経理求人の特徴3選

未経験者におすすめの経理の求人の特徴は、次の通りです。
以下、それぞれ解説します。
大企業の経理は就職難易度が高いがファーストキャリアとしては最適
未経験で経理を志望する方は、できれば大企業を選ぶことをおすすめします。
大企業の経理と中小企業の経理の違い
大企業 | 中小企業 | |
---|---|---|
教育環境 | 整備されている | 企業による |
経理規定 | 精度の高い規程 | 曖昧な規定あり |
給与水準 | 高 | 中~高 |
内部統制 | 厳しい | 緩い |
求められる水準 | 厳しい | 大企業ほど厳しくない |
経理の人数 | 比較的多い | 少ない傾向 |
仕事内容 | 細分化されている | 幅広く担当できる |
転職難易度 | 高 | 中 |
大企業では作業がマニュアル化されているケースが多く、相談できる上司も多いでしょう。
もちろん、中小企業にも良い点・メリットは多くあります。
しかし、経理未経験者の方は特に「教育体制」を重視したほうが良いです。
教える人がいるかいないか。
これが経理での働き方を大きく左右します。
私も会計の世界に身を置いて10年以上たちましたが、新人の頃、教えてくれる先輩がおらず本当に苦労し困りました。
ファーストキャリアとして大会社の経理であるべき論を学べれば、その後のキャリアにもスキルが活かせます。
ただし、大企業は転職の難易度が高いため、30代以上になると(未経験では)採用されづらくなります。
あくまで「大企業の方が良い」というだけで、中小企業にも良い会社は多く存在します。
離職率の低い会社ならブラック率は低い!良い会社は人が辞めない
教育環境を重視すべきという話を散々していますが、これは「離職率の低さ」からも推察することができます。
良い会社は人が辞めません。
ヤバい会社はどんどん人が辞めていきます。
離職率が高い会社であれば、良い教育環境が確保されている可能性が高いです。
なお、通常「離職率」は求人票に記載されません。
また、企業に直接問い合わせても絶対に教えてくれません。
ではどうするか?
転職エージェント経由で聞くのです。
転職エージェントはできるだけ求職者に応募してほしいため、離職率に関する質問を投げてくれますし、企業側もエージェントとの付き合いがあるため回答してくれるケースが多いです。
公開されて間もない求人は誰も目を付けていないお宝求人の可能性
公開されて間もない求人は、誰も目を付けていないお宝求人の可能性があります。
採用活動は早いもの勝ちですから、一番乗りで応募できれば採用される確率は上がります。
逆に、いつまで経っても募集を続けているような求人には要注意。
以下のような特徴があるため、避けた方が良いです。
- 常に人手が足りず忙しい&残業が多い企業
- 採用してもすぐ人が辞めるブラックな企業
- 採用ハードルが高すぎるため、誰も内定しない企業
このような企業を避けるためにも、積極的に「新着求人」には目を通した方が良いです。
なお、新着求人を受け取るには、あらかじめ転職エージェントに登録しておく必要があります。
まず転職エージェントに登録し、新着求人をすぐに受け取れるような仕組みを作っておくことが大切です。
未経験者が経理職に応募する際に必ず確認すべき項目

未経験者が経理職に応募する際は、次の軸で求人を探すのがおすすめです。
それぞれ、簡単に解説します。
年収|基本給だけでなく残業代・賞与・福利厚生も確認しておく
各求人の年収は、転職エージェントから入手する求人票に記載されています。
しかし、特に「経理」として見るべきポイントは他にもあります。
- 平均的な残業代
- 平均的な賞与および支給回数
- 福利厚生
経理は(会計事務所などに比べると)福利厚生が充実する傾向にあり、賞与も支給されるケースが多いです。
基本給が低くても、福利厚生を含めると意外と良い年収になることがあります。
なお、資格別の経理未経験者の年収は以下のとおりです。
保有資格 | 年収 |
---|---|
簿記1級 | 517万円 |
簿記2級 | 470万円 |
簿記3級 | 425万円 |
転職時に年収を一度下げてしまうと、戻すまでに何年も要してしまうケースがありますから、できる限り従来よりも年収を上げるような転職が望ましいです。
経理の年収について、詳しくは次の記事内で詳細に公開しています。
業種|未経験者は知らない!業界特有の慣行・会計処理
同じ経理でも、その会社の業種によって働き方が大きく異なります。
例えば、以下のような業種にはそれぞれ特徴があります。
業種 | 特徴 |
---|---|
建設業 | 未だにブラックな組織が多い |
飲食業 | 残業が多い傾向にある |
金融業 | セキュリティ意識が非常に高い |
水産業 | 出社時間が早い |
学校法人 | かなりホワイトで緩いが倍率は高い |
業種によって、求められる会計・税務の知識も異なります。
また、何より「自分が興味を持てるビジネス」に携わることで、やりがい・モチベーションが得られます。
経理は専門職として自らの専門性を探求することが面白味の1つですが、ルーティンワークもあり、飽きてしまうケースがあるのも事実です。
そのため、できる限り自分が興味をもてるかという視点で業種を選ぶことをオススメします。
組織規模|大会社と上場会社の違いにより働き方も変わる
「組織規模」で求人を探す視点も大切です。
といっても、単純な従業員数というわけではありません。
たとえば、次のような大手企業には、それぞれ法律上の制限が加わります。
要件 | 義務(一例) | |
---|---|---|
大会社 | 決算書上の資本金が5億円以上、または負債の額が200億円以上ある会社(会社法2条6号) | 会社法上、公認会計士等の監査を受けなければならない。 |
上場会社 | 証券取引所に株式上場している会社 | 金商法上、四半期決算および公認会計士等の監査を受けなければならない。 また、内部統制(J-SOX)構築義務が課される。 |
「大会社」であれば、四半期決算は必要とされないものの、公認会計士による外部監査を受ける義務があるため、経理書類の作成は(中小企業に比べて)より精緻・厳格になります。
また「上場会社」であれば、四半期に一度の決算作業が加わるため大会社よりも忙しい時期が増えますが、あるべき会計処理・内部統制を知ることができるため、成長機会が多いでしょう。
一方、組織規模が大きくなるほど、担当する勘定科目の数が減るため、会社の歯車になりやすい傾向があります。(もちろん全てがそうではありません)
また、IPO準備会社(近々上場を控えている会社)の経理は、四半期決算に加えて上場準備のためのブラッシュアップがめまぐるしく、非常に忙しくなります。
組織規模は一概に「大きければ良い」「小さいほうが良い」など言えませんが、少なくとも、上記の傾向は知っておくべきです。
残業時間|年間平均だけでなく繁忙期・閑散期の存在も確認する
残業時間の長さは、忙しさの度合いを判断するためだけでなく、ブラック企業か否かの判断材料になります。
経理は基本ホワイトな職場が多いですが、業種によってはブラックな経理チームもあります。
残業時間は求人票に記載されないケースが大半ですが、転職エージェントの担当者経由で質問し、回答してもらう事が可能です。
なお、よくありがちなのが「年間平均残業時間」だけを聞いて判断してしまうケース。
これは失敗に繋がります。
というのも、経理部には「繁忙期」があるからです。
経理部(3月決算の中小企業)の繁閑例
1月 | 繁忙期(年末調整など) |
---|---|
2月 | 閑散期 |
3月~5月 | 繁忙期(年度決算) |
6月~11月 | 閑散期 |
12月 | 繁忙期(年末調整など) |
※ 上記はほんの一例で、繁忙期は企業によっても異なります。
年間平均でならすと月20時間の残業時間だったとしても、繁忙期だけで見ると月60時間の残業…なんてことも十分あります。
このため、繁忙期・閑散期それぞれの平均残業時間を聞くことをオススメします。
離職率|良い会社は人が辞めない!組織の大きな判断材料になる
良い会社なら、人は辞めません。
私は多くの会社を見てきましたが、これだけは断言できます。
- 残業時間が長く、サービス残業が発生している
- 未経験者に教える環境が整備されておらず、適切な指示なく丸投げされる
- 年収に見合わない仕事量
- パワハラ・セクハラが横行している
- 入社した人がすぐ辞める
離職率の高い会社は、百害あって一利なしです。
余程の理由がない限り、経理未経験者の方は離職率の低い会社を選ぶべきです。
なお、離職率については求人票に記載されることはないため、転職エージェントの担当者から聞き出しましょう。
ポジション・経理部員の員数|直属の上司は誰?教える人はいる?
未経験者の場合はスタッフ職での採用となるはずですが、念のため採用ポジションの確認はしておきましょう。
また、経理部員の人数も必ず確認してください。
なぜなら、「教えてくれる人」が存在しない可能性があるからです。
怖い話ですが、教えるマンパワーが無いのにもかかわらず、求人を出している会社が存在します。
経理の仕事は専門性の高い仕事であり、上司からの指導がなければ仕事は進みません。
入社後の仕事内容|具体的な業務は何?どんなスキルが求められる?
入社後、どのような仕事を任されるのかは必ず確認すべきです。
経理での一般的な仕事内容は「会計ソフトへの入力」などですが、具体的な仕事内容は企業によって大きく変わります。
なお、具体的には次のような聞き方で確認されると良いでしょう。
- 定常業務(毎日の仕事)では具体的に何をするのか?
- どのような勘定科目を担当するのか?
あまり具体的すぎても理解できないと思いますので、少なくとも上記のような質問をされると良いでしょう。
なお、経理での一般的な仕事内容について、詳しくは(未経験者の方向けに)次の記事で解説しています。
欲しいスキルが身に付くかどうか|自分のニーズに合ってる?
その経理部において「自分が欲しいスキルが身に付くかどうか」も視野に入れ、求人を選ぶと良いでしょう。(優先度としては低めですが)
各社によって異なるスキルが身に付く
上場経理 | 上場企業では、特有の処理(四半期・半期決算や金商法基準での会計処理)の経験が身に付く |
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外資系企業 | 外資系企業であれば、経理でも英語を使うケースが多い |
メガベンチャー | M&A(合併など企業を統合すること)が繰り返される組織では、M&Aの知識が養われる |
IPO準備会社 | 上場を目指している会社では、上場準備(IPO)特有の作業が発生する |
未経験の方にとってはややハードルが高いですが、何かしらの目標を作ることが長期的なキャリア形成に役立ちます。
未経験者が経理への転職を成功させるための重要事項4選

私自身も会社で経理を募集していますが、正直、未経験で経理事務に転職するのは難しいと感じます。
しかし、下記のポイントを実践することで内定率を高めることができます。
それぞれ解説します。
簿記2級を取得しておく!実務経験のなさを資格でカバーする
経理は、(新卒者を除けば)未経験者が就職するにはやや難易度の上がる職種です。
そのため、できれば未経験者の方は「日商簿記2級」を取得することをオススメします。
これは私の主観ではなく、実際に転職エージェントの求人を調査してみると、「簿記2級取得者」の求人数は「無資格者」の求人数の2倍以上の求人募集が見つかります。
求人数比較
求人数 | |
---|---|
無資格者 | 612 件 |
日商簿記2級取得者 | 1,532 件 |
当然、求人数が多ければ選択できるパイが増えますから、より自分の条件に合った経理を選ぶことができますし、内定可能性も上がります。
日商簿記2級は(知識ゼロの状態からだと)取得までに4ヶ月~6ヶ月程度かかります。
しかし、その期間を要してでも取得する価値は十分にあると思います。(上記のとおり、市場価値がグンと上がります)
志望動機の添削・面接対策は万全にする!事前準備で9割決まる
経理の転職活動では、面接対策が超重要です。
なぜなら、経理ではコミュニケーション能力が見られる職種だからです。
そのため、面接時の応対をよく観察されます。
そして面接対策を行う際は、一般的な問答ではなく、その企業に特化した面接対策を行うべきです。
企業ごとに聞かれやすい質問は、転職エージェントが握っているため、応募時に必ず聞き出すようにしましょう。
面接でいかにスムーズな回答ができるかが勝敗を分ける、と言っても過言ではありません。
いくら人柄が良くても、回答が的を得ていなかったりすると、「自分の下では使いたくない」と思われてしまうケースも往々にしてあります。
くどいようですが、絶対に企業ごとに面接対策をしておきましょう。
また、「志望動機」の作成も超重要です。
こちらも転職エージェントからサポートしてもらえますが、自分で考えたい方は次の記事内で例文付きで詳細解説しています。(丸パクリOK)
会計事務所も視野に入れる!年齢の壁を越えられるメリットあり
希望の経理職から中々内定が出ない…という方は、「会計事務所」への転職も視野に入れるべきです。
なぜなら、会計事務所での経験を一定年数(一般には3年)以上積むことで、経理への転職の際に「実務経験」として認められるケースがあるからです。
ただし、会社法上の大会社および上場会社は、実務経験と認められないケースが多いです。これは、会計処理を行う上で準拠する基準が異なるケースが多いからです。(会計事務所では税法基準に準拠しますが、大会社・上場会社では企業会計基準に準拠します)
そのため、例えば次のようなキャリアアップが想定できます。
- まず会計事務所に転職し、3年の経験を積む
- 次に非上場会社の経理に転職し、数年の経験を積む
- 上場経理に転職する
いきなり②をすっ飛ばして上場経理に転職できている方も見かけますが、上記のステップが基本だと思います。
上場企業の経理を目標に見据えている方は、ぜひ参考にしてください。
必ず経理に強い転職エージェントを使う!2社の併用がおすすめ
未経験の方にとって最も重要なのが、経理に強い転職エージェントを使うことです。
なぜなら、経理は専門性の高い職業であり、業界・求人企業での働き方・キャリアなど、エージェント自身にも高い専門知識が求められるからです。
私も転職した際にエージェントを20社近く使いましたが、エージェント毎に、知識の有無が歴然と分かりました。
それも踏まえた上で、上記のおすすめエージェントランキングを作成しています。
業界に疎いエージェントを使ってしまうと、企業への誤った理解のまま転職してしまい、転職に失敗する可能性さえあります。
未経験の方は必ず、経理に強い転職エージェントを使うべきです。
経理未経験者向けの転職エージェント利用時によくある質問・FAQ
その他、経理への転職に際してよくある疑問について、FAQとしてまとめました。
40代におすすめの経理に強い転職エージェントは?
「経理だけはやめとけ」と言われましたがなぜですか?
確かに、一部で経理以外の職種を勧める方がいるようです。
その理由として、最も大きな理由は「AIによって仕事がなくなる可能性」でしょう。
しかし、結論としては(少なくとも20年先は)経理の仕事がなくなることはありません。
というのも、AIだけでは解決できない問題があまりに多いからです。
- 各書類のフォームは企業によって様々
- AIによる識別結果をヒトがレビューする必要性
- 社内・社外への説明責任をAIに負わせることは不可能
- そもそもAI技術の進化が遅い
私は実務家として企業会計・税務に携わっていますが、現場レベルにおいて、AIに仕事を奪われる実感は全く湧きません。
経理人材がいなくなることは、有り得ないでしょう。
経理と財務の違いは何ですか?
経理とは、企業会計に関する仕事をいい、仕訳入力・決算書の作成などがメイン業務になります。
一方、財務とは企業の資金繰りに関する仕事をいい、銀行借入に関する交渉や資金繰り表の作成などがメイン業務になります。
どちらも会社のお金に関する仕事ですが、役割が大きく異なり、財務は会社の営業活動に深く関わりのある仕事のため、経理に比べて転職の難易度が非常に高いです。
\ かんたん3分で登録完了 /
/ 都内経理向け求人数No.1 \
1988年生まれ(36歳)
公認会計士・税理士
2012年 日商簿記1級 合格
2013年 公認会計士試験(論文式) 合格
2014年 EY新日本監査法人 入社
2021年 ニューラルグループ株式会社 入社
2024年 ARMS会計株式会社 代表取締役
前職では上場会社の経理部長として勤務し、現在は経理・財務支援サービス会社を経営しています。
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