【評判やばい？】人材スカウト（byビスカス）の口コミを集めた結果…。

公認会計士・税理士の藤沼です。

会計事務所系の転職サイトを探す際は、そのサイトの「安全性」や「転職実績」が気になりますよね。

そこで今回は、転職サイト「人材スカウト」の評判・口コミを集めてみました。

結論としては、人材スカウトは良い求人サイトであるものの、（会計事務所への転職をされる方は）他の転職エージェントも併用すべきです。

なぜなら、用意されている求人数が（他の転職エージェントに比べて）やや少なく、選べるキャリアが限られてしまう為です。

もちろん求人数が全てではありませんから、下記の評判・口コミを参照し、利用の可否を検討されることをオススメします。

人材スカウトの評判・口コミ

人材スカウトの評判・口コミを集めてみました。

以下、それぞれ解説します。

※　なお、人材スカウトに対する口コミは非常に多かったため、最も多かった口コミを主にピックアップして紹介します。

スキマ時間で転職活動ができて便利

（個人的に）意外だったのが、LINEでの相談に対応しているという点でした。

老舗のエージェントはITに弱いケースが多いのですが、人材スカウトではLINEでの相談にも対応しており、「空いた時間に転職活動をできた」という口コミが多く寄せられていました。

転職活動は、働きながら・家事育児をしながら進める必要があるため、時間との戦いでもあります。

そんな中、こまめにLINEで担当者に相談ができるため、スキマ時間を利用して転職活動を進めることができる点が好評のようです。

対応スピードが非常に早かった

「対応スピードが早い」という点も、非常に多く寄せられている口コミでした。

確かに、利用者の大半が1ヶ月前後で転職活動を終えていることが分かります。

転職活動は、通常2ヶ月～3ヶ月程度かかりますから、かなり早いペースで転職活動が進んでいると言えます。

特に、良い会計事務所は応募が殺到しやすく、時間との戦いでもあります。

この点、人材スカウトは担当者のレスポンスが早いため、他の求職者よりも早く応募できるという利点もあるのでしょう。

選べる求人が少なかった

「求人が少ない」という不満の声も一部見つかりました。

確かに、求人数は自分の将来の選択肢とも言い換えることもできますから、求人数の多さは重要な指標です。

担当者が親身になって相談に乗ってくれた

「担当者が親身だった」という口コミも、非常に多く見受けられました。

人材スカウトは非常に専門性の高いエージェントですが、規模が小さいこともあり、担当者一人ひとりの対応が丁寧なのであろうと思います。

この点は、小規模エージェントの良さの1つと言えるでしょう。

人材スカウトの求人詳細

人材スカウトの求人数は、全618件でした。（調査日時点）

会計事務所・税理士法人向けの転職エージェントとしては、やや少な目の求人数です。（参照：【比較】人材スカウトとよく比較される転職エージェント）

また、人材スカウトの利用者・求人の大まかな属性は、下記のとおりです。

求人の年収帯としては、年収400万～500万が中央値となっており、これは市場全体の年収平均とも近似しています。（参照：会計事務所スタッフの年収平均）

また、利用者の年齢層としては、20代～30代が全体の8割以上を占めています。

なお、地域別の求人数としては東京が約4割、その他が約6割でした。

しかし、上記はあくまで人材スカウト自身がHP上で公開している情報です。

以下、もう少し具体的な求人の傾向を私自身がリサーチしてみましたので、結果を掲載します。

職種

人材スカウトで取り扱っている求人は、すべて「会計事務所・税理士法人」の求人でした。

ここまで会計事務所に特化している転職エージェントは、非常に珍しいです。（私の知る限り、人材スカウトとミツカルの2社のみです）

雇用形態

人材スカウトの求人のうち、雇用形態別の求人数内訳は次のとおりでした。

雇用形態	対象求人数
正社員	552件（90%）
バイト・パート	66件（10%）
（合計）	618件（100%）

（調査日時点）

人材スカウトの扱う求人のうち、全体の約90%が正社員の求人であり、全体の約10%がバイト・パートの求人でした。

バイト・パートの求人数はかなり少なめですので、会計事務所でのバイト・パートを探している方は、ジャスネットスタッフなどの会計事務所のバイト専門のエージェントを利用されると良いでしょう。

なお、シニア（いわゆる嘱託）向けの求人数は0件でした。

資格者

人材スカウトの求人のうち、各資格者に対する求人数は次のとおりでした。

対象の資格	対象求人数
税理士（科目合格者含む）	618件（全件）
公認会計士	618件（全件）
日商簿記1級	237件
日商簿記2級	237件
日商簿記3級	60件
全経上級	0件

（調査日時点）

原則、掲載されている求人は、税理士・公認会計士であれば全て応募可能のようです。

一方、日商簿記有資格者（2級・1級）向けの求人は、全体の約4割ほどでした。

ただし、これはあくまで目安であり、実務経験年数によっては求人票記載の条件を満たしていなくとも、応募できるケースがあります。

人材スカウトを利用するメリット

人材スカウトを利用するメリットは、次のとおりです。

それぞれ解説します。

会計事務所専門の転職エージェントである

人材スカウトは、会計事務所・税理士法人専門の転職エージェントです。

そのため、担当アドバイザーも業界への理解度が高く、業界だけでなく特定の事務所に関する深い情報を得ることができるでしょう。

また、他の大手総合型エージェントの場合、会計事務所への転職を希望しているのに他業種（総務やコンサルなど）を紹介されるというケースがあります。

この点、人材スカウトにはもともと会計事務所の求人しか用意されていないため、不要な求人を紹介されないというメリットがあるでしょう。

設立30年の歴史がある

人材スカウトは、「会計事務所・税理士法人に強い転職エージェント」としてパイオニア的存在です。

会計事務所に特化した転職エージェントとしては、他にHuproや会計求人プラスが有名ですが、いずれも設立20年未満です。

一方、人材スカウトは1995年から業界の先駆けとして求人サービスを展開しており、30年近くの転職支援実績があります。

そのため、求職者からの安定した信頼があり、例えば「質の低い会計事務所を紹介される」といった心配は少ないと言えるでしょう。

Amazonギフト券がもらえる

人材スカウト経由で採用された方限定ですが、採用時アンケートに回答することで、Amazonギフト券2,000円分を必ずもらうことができます。

このようなサービスは（特化型エージェントとしては）珍しく、お得感がありますね。

もちろん、「これを目当てに人材スカウト経由での採用を目指す」という必要はありません。
あくまで、おまけ程度と考えておきましょう。

人材スカウトを利用するデメリット

人材スカウトを利用することには、デメリットもあります。

大きなデメリットは、次のとおりです。

それぞれ解説します。

求人検索メニューが少ない

上記画像は、人材スカウトの求人検索システム画面です。

求人検索にあたっては、例えば「時短可能か？」「管理職求人か？」「外資系か？」「育休制度はあるか？」「リモート勤務可能か？」など、多くの条件を設定したいところです。

しかし、人材スカウトの求人検索システムでは、それらの細かな条件設定ができません。

そのため、自ら求人を選ぶことが難しく、必ず人材スカウトの担当アドバイザー経由で求人の紹介を受けなければなりません。

規模がやや小さい

「会計事務所・税理士法人に強い転職エージェント」としてパイオニア的存在の人材スカウトですが、組織規模がやや小さく、（他の特化型転職エージェントに比べて）求人数がやや少ないというデメリットがあります。

人材スカウトHP上には「求人数 日本最大級！」とありましたが、私がリサーチした限り、人材スカウトよりも求人数の多い転職エージェントは複数あり、「日本最大級」は言いすぎかな？と感じます。

資本金規模としても（他の特化型転職エージェントに比べると）小さいため、規模感はやや小さめの転職エージェントです。

スカウト制度（オファー制度）は無い

「人材スカウト」というサービス名称から、「登録すれば自動的に採用オファーが来るのでは？」と思われる方も多いでしょう。

しかし、人材スカウトはスカウト制度（オファー制度）ではありません。

人材スカウトのサービスは、「求人検索＋転職エージェント」という一般的なサービスです。

会計事務所系のスカウト・ヘッドハンティングを期待される方は、人材ドラフトの利用を検討されると良いでしょう。

【比較】人材スカウトとよく比較される転職エージェント

人材スカウトと比較されやすい転職サイト・大手エージェント5社を比較形式でまとめました。

会計事務所向け転職エージェント5社【比較】

	人材スカウト	ヒュープロ	会計求人 プラス	MS-Japan	人材ドラフト
求人数 (会計事務所	約 600 件	約 5,500 件	約 200 件	約 1,300 件	約 1,000 件
対象年代	20代～50代	20代~40代	20代~50代	20代~50代	20代~50代
設立	1995年	2015年	2009年	1990年	2000年
資本金	3000万	2億2740万円	500万円	5億8600万円	3400万円
特徴	求人サイト	求人数No.1	求人サイト	大手	ややマイナー
総合評価
評判・口コミ	評判を見る	評判を見る	評判を見る	評判を見る	評判を見る
公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

上記のとおりですが、会計事務所業界の求人数としては、ヒュープロが業界1位です。

一方、会計求人プラスは非常に規模が小さく、求人数も少なめです。

よって、両社の中間程度に位置するのが人材スカウトのようです。

ただし、歴史は人材スカウトが最も長く、安定した信頼を長期間維持しているとも言えるでしょう。

なお、会計事務所におすすめの転職エージェントについては、次の記事で解説しています。

人材スカウト利用の流れ

人材スカウト利用の流れは、次のとおりです。

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人材スカウトに関するよくある疑問

その他、人材スカウトに関するよくある疑問をまとめました。

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人材スカウトの利用料金はいくらですか？

人材スカウトは、求職者の方なら全て無料で利用できます。

利用にあたって費用が発生するようなことはありません。

人材スカウトの税理士事務所求人は、50代でも応募できますか？

できます。

人材スカウトの利用者層は、50代まで幅広くいます。

税理士事務所の求人を多く扱っているサイトはどこですか？

税理士事務所の求人を多く扱っているサイトについては、次の記事で紹介しています。

あわせて読みたい

会計事務所に強い！おすすめの転職エージェント【比較20社】

未経験で税理士事務所に転職するなら、どのエージェントが良いですか？

Huproがオススメです。

なぜなら、未経験者向けの税理士事務所の求人数がNo.1だからです。

税理士事務所のアルバイト求人は、どこで探せば良いですか？

税理士事務所のバイト求人を扱うサイトはいくつかありますが、最もオススメできるのはジャスネットスタッフです。

なぜなら、税理士事務所専門の求人サイトであり、かつバイト・パート向けの求人数がNo.1だからです。

ハローワークで会計事務所の求人を探すのはアリですか？

正直オススメしません。

というのも、ハローワークに求人を出している会計事務所は、エージェント等に手数料を支払うことのできない小さな会計事務所が多いからです。（あくまで傾向）

業績・働き方の安定した会計事務所を選ぶのであれば、転職エージェントを利用すべきです。

税理士として転職したときの年収は平均どのくらいですか？

職種によって異なりますが、会計事務所に転職した場合は、平均550万～650万程度です。（参照：税理士の年収と現実を、あらゆる角度から詳細分析してみた。）

なお、これはあくまで転職時の年収ですから、転職後の昇給は加味されていません。

税理士におすすめの転職サイトはどこですか？

税理士に最もオススメなのは、MS-Japanです。

なぜなら、税理士向けの求人数がNo.1だからです。

なお、税理士に強い転職サイトは、税理士にオススメの転職エージェントランキングで紹介しています。

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税理士にオススメの転職エージェントランキング【2024年度最新】

人材スカウトの組織概要

運営会社	株式会社ビスカス
設立年月	1995年9月
資本金	3,000万円
電話番号	(代表) 0120-238-992
代表者名	八木 美代子
アクセス	(東京) 〒150-0011 東京都渋谷区東3-13-11　A-PLACE恵比寿東6F (大阪) 〒532-0003 大阪市淀川区宮原4-4-63　新大阪千代田ビル別館3F (福岡) 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2-19-17　トーカン博多第5ビル10F
事業内容	転職エージェント事業（人材紹介業）
専門分野	会計事務所・税理士法人の求人
求人数	多い
利用料	無料