残業なしを希望する公認会計士に最高の選択肢を提案します。

公認会計士・税理士の藤沼です。

残業なしで働く方法は、3つだけあります。

そう。
私たち会計士のキャリアは選択肢が多いものの、なぜか「残業なし」という選択肢は少ないのです。

でも、私は働きたくありません。

そこで本記事では、「残業なし」のオススメの働き方を3つ紹介します。

特に、3番目の働き方は個人的におすすめです。

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公認会計士の残業なしの転職先①：経理

事業会社の経理は、残業が少ないことで知られています。

説明するまでもありませんが、非上場会社なら有報も四半期もJ-SOXもないため、残業時間はだいぶ減ります。（ただし、IPO・外資系・ベンチャーは残業が多い）

上場会社の経理であっても、残業がかなり少ない事業会社はたくさんあります。

特に2024年からは1Q・3Qの開示を省略できるようになりましたから、さらに働きやすくなっています。

また、学校法人の経理なんかはほぼ残業ゼロ。繁忙期でも定時で帰る人が多いですよね。

ただし！　「やりがい」は少ないのでご注意を。

大手監査法人は忙しいですが、なんだかんだ働き方が自由で面白くもあります。

しかし、経理に転職すると毎日同じ席に出勤し、同じ作業を繰り返します。

最近ではリモートワークも進んできましたが、上場会社以外はまだまだ出勤が多い。

仕事への面白味を見出したい方には、あまりオススメできない選択肢です。

公認会計士の残業なしの転職先②：中小監査法人

断言します。残業したくないなら、中小監査法人に転職してください。

中小監査法人の中には、残業がほとんど発生しない法人があります。

私が関与していた中小監査法人がまさにそうでした。

四半期であってもほとんど定時退社でしたし、年度監査でも1日2時間程度しか残業しませんでした。

何よりグローバルの規制を受けないので、形式的な作業量が少なく、本質的な作業に集中できます。

正直、私はEYで働いているときは監査が嫌いでしたが、中小監査法人で働いてみて監査が好きになったほどです。

職員もゆるい方が大半でしたし、バリバリ働きたいタイプの人はむしろ採用されないのかもしれません。（風土が変わってしまうため）

本当に、カルチャーショックを受けましたよ。

残業なしで働きたい方には、中小監査法人を強く推します。

経理と違って、常に考えることができるので「やりがい」もあります。

また、年収も格段に高いです。

デメリットとかほぼ見当たりません。

公認会計士の残業なしの転職先③：非常勤

更にストレスフリーな働き方を求める人には、中小監査法人での非常勤をオススメします。

この働き方、超オススメです。

中小監査法人の非常勤は時給単価がかなり高く、最高で時給20,000円の求人を見たことがあります。

驚きですよね。

現に最近では、非常勤だけで生計を立てるフリーランスの公認会計士がかなり増えてきました。

ただでさえ中小監査法人は残業が少ないのですが、非常勤になると本当に残業なしです。

むしろ残業すると監査法人側の負担が増えるため、残業しない方が良いくらいです。

そもそも、公認会計士は一生働く必要はない。

私は最近思います。

そもそも、一生働く必要がないだろと。

だって考えてください。
今はNISAを使ってインデックス等に積み立てておけば、20年ちょっとで1億円貯まる時代ですよ。

たとえば、有名なS&P500米国株式の過去50年間の平均利回りは約10%です。

下記に計算ツールを設置したので、試しに計算してください。

老後に1億も貯まっていれば、何の心配も要らないでしょう。

だったら一生働く必要なくない？という話です。

働きながら副業として投資をしていれば、簡単に一生分稼ぎきることができます。

それならキャリアアップとか考えるより、目先の「非常勤」で短期的に稼ぎきればよくない？と。

勿論こんな話、監査法人の職員は誰もしませんよ。

だって辞められたら困りますから。非常勤ばかり増えてしまったら、組織として成り立ちません。

だから今がチャンスなんですよ。　非常勤がまだまだ少ない今こそが。

公認会計士が残業なしの転職先を探す際のポイント

残業なしの公認会計士向け求人は多いです。

応募することも簡単です。

しかし、応募時に1つだけポイントがあります。

それは、「自分が残業をしたくないという意思を明確に伝えておくこと」です。

本音と建て前は大切ですが、「残業をしたくない」という意思を全く伝えないのもダメです。

事前に自分の志向を伝えずに入社してしまうと、組織全体としては残業が少ないのに、自分にだけそのしわ寄せがきてしまう（仕事を押し付けられてしまう）ケースがあります。

もちろん、言い方は工夫が必要です。

単に「残業したくありません」なんて伝えてしまうと、コイツやる気ないのか？と思われてしまいます。

伝え方としては、「プライベートを充実させたいから転職した」「ムダな作業が多くて転職した」など、転職理由として伝えると良いです。

こうして入社前の面接で明確に自分の意思を伝えておくことで、入社前・入社後のギャップをなくすことができます。

【比較表】公認会計士におすすめの転職エージェント

上記のとおりですが、公認会計士が転職エージェントを使うならマイナビ会計士1択です。

なぜなら、公認会計士向けの求人数がNo.1だからです。

残業なしの求人は人気ですから、基本的に、求人が公開されると同時にすぐ埋まってしまいます。

だからこそ、早めに転職エージェントに登録しておき、公開と共に求人を入手できる仕組みを作っておくことが重要です。