所長の藤沼です。
会計事務所の所長として、現在に至るまで非常に多くの職員の採用面接をしております。
当然、中には完全未経験で応募される方もたくさんいます。
しかし、未経験者の方は特に「志望動機」が薄いと感じることが多く、もっとこうしたら良いのに…と思うことが多々あります。
本当にもったいない!!
ぶっちゃけ、たった30分の面接で分かることなんて少ないし、この記事通りに志望動機を作れば内定は出ます。
そこで今回は、税理士補助の志望動機の例文6パターンを全て公開します。
丸パクリしても良いですが、ご自身なりにアレンジすると更に説得力が生まれ、より良い志望動機ができあがります。
この記事で分かること
- 未経験者なら、次のいずれかを必ず盛り込め!
- 新卒・パート・バイト・BIG4でのおすすめ志望動機
- 志望動機のテンプレート公開
- 履歴書に書くと良い事・悪い事
- 未経験者が面接時に聞かれやすい質問リスト
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税理士補助の志望動機の例文【未経験編】
未経験者の方向けに、税理士事務所に応募する際の「志望動機」の例文を紹介します。
結論から言うと、次のパターンで志望動機を書きましょう。
上記の4パターンは、税理士事務所の面接官に響きやすいキーワードです。
自己PRの例文も兼ねていますので、ご参考ください。
いずれもそのままコピペOKですが、ご自身の経歴・経験値・スキルによってカスタマイズすることで、更に質の高い志望動機ができあがります。
以下、各パターンの志望動機の例文を紹介します。
例文1|税理士を目指していることを伝える
- 貴事務所のHPを拝見し、「税理士を目指しながら働ける環境である点」「早いうちから客先訪問ができる点」に大変魅力を感じ、応募させて頂きました。
- 私は現在、税理士になるために勉強をしております。
- 日々の学習から得た知識を、御社では早いうちから実務に活用できる環境があるため、いち早く成長し御社に貢献し続けたいと思っております。
- また、私は学生時代に学習塾講師のアルバイトを経験しており、説明能力に自信があります。
- 顧客のニーズをいち早くキャッチアップし、納得のいく説明をしながら、顧客との良好な関係を築くよう努めます。
- 未経験のため初めは職員の方に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、少しでも早く知識を吸収できるよう努め、御社に貢献し続けたいと思っています。
※ 分かりやすいように一文ごとに改行していますが、実際は改行する必要はありません。
- 何に魅力を感じたのかを伝える
- 税理士を目指している意思を伝える
- なぜ魅力を感じているのか、理由を伝える
- 強みのアピール
- 強みをどのように活かすのか伝える
- 未経験という欠点を補うための方針を伝える
「税理士を目指している」という意思は、面接官に強く響きます。
なぜなら、面接官自身(=税理士)も税理士になるために税理士事務所で働いていた過去があり、納得感のある動機になるからです。
ただし、単に「税理士を目指している」と言うだけでは説得力に欠けます。(本当に?口だけでは?という疑念が晴れない)
そこで、税理士や税理士事務所の魅力を具体的に伝えたり、自身が貢献できる経験なども織り込むことで更に良い志望動機が出来上がります。
なお、最後の文章は「志望動機」ではなく「自己PR」になっていますが、全く問題ありません。
熱意が伝わりますから、好印象になります。
- なぜ、税理士になりたいの?
- なぜ、税理士以外の士業資格を目指さないの?
- 経歴が税務とは関係ないけど、なぜ税理士に興味をもったの?
- 税理士資格を取ったら、独立する予定はある?
- 税理士を諦めた時はどうするの?
例文2|専門性を磨きたいことを伝える
- 貴事務所のHPを拝見し、「国際税務への専門性の高さ」に大変魅力を感じ、応募させて頂きました。
- 私は兼ねてから、高い専門性を身に着けたいと思っておりました。
- 英語力には自信があるものの、語学力だけでは専門性が足りないと感じていたところ、貴事務所サービスラインの国際税務への専門性の高さに惹かれました。
- 語学力はTOEIC850点を取得しており、英語でのオンラインミーティングも難なくこなすことができます。
- 貴事務所では私の語学力を活かしながらも、国際税務に関する知識を吸収し、付加価値を提供していきたいと考えています。
- 未経験のため初めは職員の方に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、少しでも早く知識を吸収できるよう努め、御社に貢献し続けたいと思っています。
※ 分かりやすいように一文ごとに改行していますが、実際は改行する必要はありません。
- 何に魅力を感じたのかを伝える
- 高い専門性を身に着けたい旨を伝える
- なぜ魅力を感じたのか、背景を伝える
- 強みのアピール
- 意欲のアピール
- 未経験という欠点を補うための方針を伝える
こちらは「専門性を磨きたい」というアピールの仕方です。
未経験者の方の中には、税理士事務所はどこも同じようなものと思っている方もいると思いますが、それは違います。
税理士事務所によって「得意分野」が異なり、各事務所には独自のサービスラインの強みがあります。
各事務所にとっての「強み」は、当然伸ばしていきたいと考えている専門性でもあるため、これに共感することで相性の良さをアピールすることができます。
ただし、未経験者の方はそもそも税務経験がないため、「特定の税務分野の専門性」に言及することは難しいでしょう。(税理士試験の科目合格があれば少し変わりますが)
また、英語力に自信のない方も多いはずです。
そのため、応募する税理士事務所の専門性に言及する際は、「なぜその専門性に魅力を感じたのか」「なぜその専門性を自分も磨きたいと思ったのか」をより具体的に論理展開しましょう。
少し難易度が高いですが、採用官も興味を寄せる部分ですので、綿密な論理構成が重要です。
- なぜその専門分野に興味があるの?
- その専門知識を磨いて、どのようなキャリアビジョンを描いている?
- 税理士を目指すつもりはある?
- 他にも〇〇が専門の事務所はあるけど、なぜうち?
例文3|バイタリティを伝える
- 貴事務所のHPを拝見し、「若いうちから成長できる点」「責任感の強い人を募集している点」に大変魅力を感じ、応募させて頂きました。
- 私は学生時代、約7年間サッカーに打ち込んでいました。
- 7年間サッカーを続けることができたのは、日々練習の中で自分が成長できることに面白味を感じたからであり、貴事務所にはとても似た環境があると感じました。
- また私は体力には自信があり、厳しい繁忙期も、減速することなく乗り越える自信があります。
- 学生時代の部活動では副キャプテンとして組織をまとめた経験があり、仕事でも責任感をもち、顧客のニーズに答える努力をし続けたいと思っています。
- 未経験のため初めは職員の方に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、少しでも早く知識を吸収できるよう努め、御社に貢献し続けたいと思います。
※ 分かりやすいように一文ごとに改行していますが、実際は改行する必要はありません。
- 何に魅力を感じたのかを伝える
- バイタリティの根拠を伝える
- なぜ魅力を感じているのか、理由を伝える
- バイタリティがあり、繁忙期にも頑張れることを伝える
- 強みをどのように活かすのか伝える
- 未経験という欠点を補うための方針を伝える
税理士事務所には繁忙期(12月~3月頃まで)があり、多少のバイタリティが必要になるシチュエーションもあります。
そのため、特に未経験者の方には「繁忙期にも頑張れるかどうか」というバイタリティを期待しています。
学生時代にスポーツをしていた方や、前職などでバイタリティを発揮できた経験のある方は、これをアピールする志望動機にすると良いでしょう。
ただし、税理士事務所での仕事に直結するアピールポイントではないため、税理士事務所の「スローガン」や「求める人材」等をしっかりと読み込み、その税理士事務所の魅力に共感している姿勢を見せましょう。
また、「なぜ税理士事務所を選んだのか?」というツッコミは必ず入りますので、面接時にしっかりと回答できるよう準備して下さい。
- なぜ、税理士事務所を選んだの?
- 税理士は目指さないの?
- サッカー部では、キツかった時、どのように乗り越えた?
- 会計・税務の勉強はしている?
- 事務作業の経験はある?
例文4|コミュニケーション能力を伝える
- 貴事務所のHPを拝見し、「クライアント一人一人を大切にする」という言葉に大変魅力を感じ、応募させて頂きました。
- 前職の営業では「人を大切に思う気持ち」こそが売上の向上につながると実感しており、貴事務所のスローガンには大変共感いたします。
- 私自身もクライアントとの対話では「組織」ではなく「人」を見るよう心がけており、クライアントとの良好な関係を築くことができます。
- また前職では、営業として売り上げ達成を目指す中、常に数字を意識してきました。
- その中でお金の流れに興味を抱き、前職在職中に日商簿記検定3級を取得しております。
- 未経験のため初めは職員の方に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、少しでも早く知識を吸収できるよう努め、御社に貢献し続けたいと思います。
※ 分かりやすいように一文ごとに改行していますが、実際は改行する必要はありません。
- 何に魅力を感じたのかを伝える
- 魅力を感じた理由を伝える(+前職に触れる)
- 自分の経験がどう活かせるのか伝える
- 会計に興味をもった経緯を伝える
- 学習意欲を伝える
- 未経験という欠点を補うための方針を伝える
意外に思う方も多いかもしれませんが、「コミュニケーション能力」は税理士事務所で求められる能力の1つです。
というのも、税理士事務所はサービス業であり、クライアントあっての仕事だからです。
極端に高いコミュ力は求められませんが、黙々と作業するスタッフが多い傾向にあるため、明るい方や話題の豊富な方は重宝されます。
ただし、コミュニケーション能力の高さは「志望動機」にはなりませんから、それをどう活かしたいのか・活かせるのかを志望動機として組み込みましょう。
また、逆に「喋ってばかりでデスクワークができないのでは?」という不安を抱かせる可能性もありますので、事務職としての適性も組み込む、または面接対策をしておくと良いです。
- なぜ、税理士事務所を選んだの?
- 税理士は目指してる?
- 将来のキャリアプランはある?
- デスクワークできる?
- エクセル操作できる?
税理士補助の志望動機の例文【新卒編】
新卒の方が税理士事務所に志望動機を提出する際の例文は、次のとおりです。
- 大学時代に経済学を専攻し、税務・会計に関する基本的な知識に触れる機会がありました。
- その際、社会の中での税務・会計の役割の重要性と、それを担う専門家の責任に深く興味を持ちました。
- 税理士事務所では、今まで私が学んできた知識を実際の業務に活かすことができると考えています。
- 新卒としての未熟さはありますが、税務への熱意と学びたいという意欲は誰にも負けません。
- 税理士事務所の一員として、日々の業務を通じて税務の専門家として成長していきたいと考えています。
- また私は大学のサークル活動での経験から、チームでの協力やコミュニケーションの重要性を学びました。
- この経験を生かし、税理士事務所のチームの一員としても貢献できると信じています。
新卒の方は、実務未経験は当然のこと、アピールできる要素が限定されます。
そのため、「意欲・熱意」「コミュニケーション能力」「バイタリティ」といった面を、原則としてアピールすることになります。
ただし、これは最低限アピールすべき内容であり、これだけでは不足します。(みんなアピールするからです)
だからこそ、より説得力のある文章にするため、次の点を意識すると良いです。
- 過去の経験を具体的に示し、説得力を高める
- 具体的すぎないか客観的に俯瞰する(具体的すぎると、業務と無関係な話になりやすい)
具体的なエピソードとしては、「部活」「サークル」「バイト」「ボランティア活動」辺りが王道です。
そして、最終的には「人間性」「論理性」「バイタリティ」を評価されますので、そのアピールになるようなエピソードにすると良いです。
アピールすべきことを明確にせず、単にエピソードを作ってしまうと、何を言いたいのかよく分からない自己PRになってしまうので注意してください。
税理士事務所の志望動機の例文【パート編】
パートとして税理士事務所に志望動機を提出する際の例文は、次のとおりです。
- 私は今まで、人々とのコミュニケーションや事務的な業務を多く経験してきました。
- しかし、それらの経験をより専門的な分野で活かしたいと常に考えていました。
- 税理士事務所は、高度な専門知識を持つプロフェッショナルたちが日々精密な業務を行っている場所と認識しており、そうした環境の中で私も貢献できると感じています。
- パートとしての勤務は、私の生活スタイルとも合致しており、効率的に業務に取り組むことができます。
- また、税務・会計に関する知識は日常生活においても役立つものと考えており、学びながら働ける環境に魅力を感じております。
- 私のこれまでのスキルや経験を活かしながら、税理士事務所の一員として貢献できると考えています。
パート職員として応募するなら、「事務を淡々とこなせるか」「事務所の雰囲気を壊さず、円滑にコミュニケーションできるか」が評価軸の1つになります。
そのため、事務のスキルやコミュニケーション能力はアピールすべきポイントの1つです。
ただし、それだけでは加点ポイントが少ないため、「業務に対する姿勢」「熱意」「バックボーンとの関連性」を示す必要があります。
パート職員には、アシスタント業務を任せたい意向もあるため、どんな事務作業も嫌がらずに受けてくれる積極性をアピールすると良いでしょう。
BIG4税理士法人で評価されやすい志望動機は?
私はBIG4に4年半ほど在籍しており、少しだけ面接官も経験しました。
BIG4税理士法人では、次の要素をバランスよく志望動機に組み込むことで、評価されやすいと考えられます。(全てを組み込む必要はありません)
- 専門性の追求・活用・アピール
- 英語力の活用・アピール
- チームワーク力のアピール
- バイタリティ・体力のアピール
- BIG4内でどのようにキャリアアップしたいか
BIG4税理士法人の特徴は、「専門性の高さ」「グローバル」「チームワーク」「激務」です。
専門性とは、具体的には「組織再編税制」「国際税務」「相続税」「資産税」を指します。
これらは高い専門性が要求されるため、単価も高く、BIG4税理士法人が主力とするサービスラインです。
これらの領域に強い専門家は採用可能性がグッと上がるため、(経験・経歴のある方は)絶対にアピールすべきです。
また、BIG4税理士法人は離職率の高い組織ですから、「すぐに辞めない」という意思表示として、組織内でのキャリアアップについても触れると良いでしょう。(例:EY内で得た知見を活かし、5年後にはマネージャーとしてチームをけん引したい、等)
なお、BIG4ごと(EY・デロイト・KPMG・PwC)の大きな違いは、正直さほどありません。(元リクルーターの私が言うのも何ですが…)
もちろん細かな違いはあるものの、中の人(面接官)はそこまで意識しておらず、他社との違いに言及しても意外と響かないことが多いです。
それよりも、素直に「一緒に働きたい」「優秀そうだ」と思わせることが大切です。
BIG4税理士法人への就職難易度は高いですから、転職エージェントの利用はほぼ必須です。
税理士事務所の志望動機の書き方(未経験者用)
特に未経験者の場合、志望動機の書き方が分からない方も多いでしょう。
例文は前掲のとおりですが、ここでは志望動機の書き方のテンプレートを見せます。
次の流れで書けば、誰でも80点以上の志望動機が作れます。
未経験者の志望動機テンプレート|「なぜ?」に対する答えを考える
- その事務所に魅力を感じた点を伝える
- その理由を伝える
- そう感じた理由から、自分の経験につなげる
- 自分の経験が、その事務所にどう活かせるのか伝える
- 未経験という欠点を補うための方針を伝える
履歴書を受け取った採用担当がまず気にするのは、「なぜうちに応募したの?」という事です。
会計事務所は全国に25,000以上存在しますが、その中から、「なぜ敢えてうちに?」と思うからです。
もちろん「どこでもいいから入社したい」と思っている人が多いことも承知していますが、それでも、「あなたの税理士事務所が好きです!!」と言われて嫌な気持ちをする採用担当者はいません。
また、税理士事務所は人手不足であることから、すぐに辞められてしまうと困ります。
「辞めないよね?」という不安を解消してあげる意味でも、税理士事務所の魅力を伝えることは非常に重要です。
そして、それが嘘っぽくならないように理由を加え、そこから自分の経験に話を展開し、入社後にその経験がどう活かせるのか(税理士事務所にとってのメリット)を伝える、そして未経験という欠点を補うための方針(税理士事務所側のリスクを低減)を伝える、という流れがベストです。
このテンプレートは再現性が高いので、ぜひ、ご自身に当てはめて使ってください。
基本、どのような税理士事務所にも通用します。
未経験者が志望動機を書く時のポイント|全300文字前後で簡潔に!
上記テンプレートに沿ってご自身の志望動機を書く際、次のポイントに注意しましょう。
- 文字数は300文字前後を目標にする
- 言い切る
- あまり具体的な実務に言及してはならない
- 未経験であることに敢えて触れる
まず原則として、志望動機の文字数は300文字前後を目標にしましょう。
次に、曖昧な表現は避け、できるだけ「言い切る」形を取りましょう。(~~~だと思います、等は基本的にNG)
また、たまにいるのですが、(未経験なのに)やたらと実務的・具体的な話に言及される方がいます。
これは印象が悪いので、やめたほうがいいです。
会計・税務は専門性の高い業界ですから、経験者と未経験者とではスキルに雲泥の差があり、付け焼刃で調べたような専門知識・用語を使うと必ずバレます。
「あなたに何が分かるの?」と不快な気持ちにさせる可能性がありますので、あまり具体的な実務には言及すべきでありません。(ただし、綿密にリサーチした上で「聞かれたら答える」程度の対応ならOK)
そして最後に、あえて「未経験」であることに触れましょう。
会計・税務業界では「未経験」は弱点になりますが、だからこそ自分から触れ、その欠点をどう克服するのか・どうアドバンテージを取るのかを書くと説得力が生まれます。
逆に何も書かないと、「嫌なことから目を逸らすタイプ?」「あまり思考力がないのかな?」と思われる恐れがあります。
どう書けば良いか迷った時は、上記4つのポイントを意識することをオススメします。
よく聞かれる志望動機と回答パターン|答えを用意して暗記すべし
必ずしも正解パターンではありませんが、よく聞かれる志望動機と、よくある回答パターンをまとめてみました。
志望動機を考える際の参考にご利用ください。
- 税理士を目指した理由(志望動機)は?
- 手に職を付け、ゆくゆくは独立をしたい
- 特定分野の専門家として働きたい
- 実家が税理士事務所を経営しているから
- 身内に税理士がおり、多くの方から尊敬されているから
- 知人に開業している人がおり、税の面でサポートをしたい
- 経済・お金の流れに興味があるから
- 自分自身も税で困ったことがあり、その解決の手助けをしたいと思った
- 公認会計士を目指した理由(志望動機)は?
- 多様なキャリアがあるから
- 最も難しいとされる会計系資格に挑戦したい
- 親族に公認会計士がおり、仕事に興味をもった
- 公認会計士の友人がおり、身近に感じた
- 簿記に興味を持った理由は?
- 大学時代に就活の一環で勉強した際、とても面白かった
- 勉強した知識が、新聞・ニュースなどの理解に役立ったから
- お金の管理に興味があったから
- 会計業界に興味を持った理由は?
- 親が会計業界で働いており、話していて自然と興味をもった
- 様々な資格があるため、手に職をつけやすいと感じた
- 数字が好きである
- なぜ、税理士を目指さないの?
- 私生活の時間に制約があるため、勉強時間が確保できない
- 実家で両親を支えているため、どうしても学習時間がとれない
- 税理士として活躍するよりも、特定の税分野に特化したキャリアを形成したい
- 金銭的な事情により、今は税理士を目指していない
- 他に優先すべき目的があり、今は税理士を目指さない
特に、現時点で「税理士を目指すつもりがない」という方は、なぜ税理士を目指さないのか?と聞かれる可能性が高いです。
なお、上記はあくまで一般的な質問であり、実際の質問項目は税理士事務所によって異なります。
必ず転職エージェントを利用し、事前に質問項目を聞いておくことが、未経験からの転職成功の秘訣です。
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税理士事務所に提出する履歴書の加点要素・減点要素
私の主観も入りますが、履歴書の項目には「加点」「減点」の要素があります。
具体的には次のとおりです。
見られる点 | 加点要素 | 減点要素 |
---|---|---|
前職の経験 | コミュニケーションの多い職種 エクセルを使う事務職 細かな作業の経験 | 職歴がない |
前職在籍期間 | 3年以上 | 2年以内 |
住所 | 事務所から近い | 事務所から遠い |
字体 | 字が綺麗 | 字が汚い |
転職回数 | 少ない(2~4回まで) | 5回以上の転職 |
趣味 | – | マニアックな趣味 一般受けしない趣味 |
自己PR | 論理的である 経歴と整合が取れている 少しでも熱意が感じられる | 論理性がない 経歴と整合が取れない 短すぎる |
志望動機 |
上記を参照に、「減点要素」に当てはまった項目は改善または上手い説明ができるようにしておきましょう。
未経験者が会計事務所の「面接」で聞かれやすい質問【10選】
会計事務所の書類選考を通過すると、次は面接フェーズに入ります。
特に、未経験者が聞かれやすい質問は次のとおりです。
- なぜ会計事務所を志望するのですか?
→会計税務業界への熱意や、学習意欲・就労意欲を確かめる。 - 前職(または現職)での業務内容を教えてください。
→今までの経験・スキルを確認し、事務所内でどう活かせるか確認する。 - 会計や税務に関する知識はどの程度ありますか?
→知識レベル・学習意欲を確認する。 - 未経験の業務に取り組む際の心構えや戦略は?
→新しい組織に馴染むことができるか・努力できるかを確認する。 - 過去にあった困難だったことを教えてください。
→問題解決の能力や、困難な状況での対応能力を確認する。 - 数値を扱う業務に対する自身の強みはありますか?
→会計税務の仕事への適性や興味関心・意欲を確認する。 - コミュニケーション能力を活かした経験を教えてください。
→会計事務所ではクライアントとのコミュニケーションが重要。その能力を確認する。 - 今後のキャリアビジョンや目標は何ですか?
→長期的な就労意欲や会計事務所での成長意欲を確認する。 - 会計事務所での仕事の中で特に学びたいことはありますか?
→具体的な興味を確認する。また、業界研究ができているか確認する。 - 未経験者としてどのようなサポートを希望しますか?
→自身の成長や研修に対する考え方やニーズを把握する。
上記は、あくまで一般的に聞かれやすい質問例です。
必ず、もっと踏み込んだ質問をされますので、予め転職エージェントから会計事務所ごとに聞かれやすい質問を入手しておき、回答パターンを丸暗記しておきましょう。
私はこの手法で、BIG4全社から内定を得ました。
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税理士事務所の志望動機に関連するよくある疑問
その他、税理士事務所の志望動機に関するよくある疑問をまとめました。
会計事務所に向いている人はどんな人?
会計事務所に向いている人の特徴は、次のとおりです。
- 分からないことを自ら調べられる人
- コミュニケーション能力の高い人
- 細かい作業が好きな人
- 体力のある人
- 勉強が好き・向上心のある人
そのため、特に自己PRでは上記の点を意識し、面接で回答するよう心がけることをオススメします。
なお、逆に「向いていない人の特徴」については会計事務所に向いている人の特徴6選の記事内でお話しています。
会計事務所で働くにはどんな「スキル」が必要?
会計事務所で働くには、次のスキルが必要になります。
- PCの操作スキル
- コミュニケーション能力
- 税務に関する知識
資格なしでも会計事務所で働くことは可能ですが、やはり初めから知識のある方の方が、採用率は上がります。
その他、会計事務所で求められるスキルについては次の記事内で解説しています。
ブラックな会計事務所の特徴は?
ブラックな会計事務所の特徴は、次のとおりです。
- 残業時間が極端に多い
- みなし残業時間が多い
- 土日に研修がある
- 放置される
- 所属税理士が1人しかいない
- 所長がワンマン・振り回すタイプ
- 男女比率が極端である
- ノルマがある
- 給与水準が極端に低い
- 残業代が出ない・給与が未払い
- 事務所の雰囲気が悪い
- どんどん人が辞めていく
残念ながら、ブラックな会計事務所は一定数存在します。
私自身も、それに近い会計事務所で働いていました。(すぐ辞めましたが)
未経験者の方にとって、ブラックな環境は百害あって一利なしです。
しっかりと業務を教えてくれる、そして勉強時間の確保できる会計事務所を選ぶことが、キャリア成功の第一歩です。
ブラックな会計事務所の具体的な見分け方については、次の記事で詳細解説しています。
会計事務所の呼び方は御社?御事務所?貴事務所?
結論、以下のどの呼び方でも構いません。
- 御社
- 御事務所
- 貴社
- 貴事務所
本記事内では履歴書への記入例として「貴事務所」と表現していますが、どのような表現でも問題はありません。
ただし、「御社」「貴社」と表現すると、一般企業に応募した履歴書をコピペしている?と思われる可能性もゼロではないので、履歴書上では「貴事務所」「御事務所」のいずれかが良いです。
また、
会計事務所での仕事内容は?
会計事務所での主な仕事内容は、次のとおりです。
- 記帳代行
- 巡回監査
- 決算業務
- 税務申告
- 給与計算・年末調整
基本的には、日々の取引の仕訳記帳(会計ソフトへの入力作業)、そして確定申告の補助がメインです。
ただし、会計事務所によってはその他コンサルティング・監査などの案件も受注するケースがあります。
会計事務所での仕事内容について、詳しくは会計事務所での仕事内容を詳細解説します。の記事で解説しています。
税理士を目指していないけど税理士事務所に就職しても良い?
問題ありません。
確かに、税理士士事務所には税理士受験生が多く在籍しますが、税理士を目指さない職員も多いです。
ただし、面接では「なぜ目指さないのか?」と聞かれる可能性が高いです。
説得力のある回答ができるよう、予め準備しておきましょう。
未経験で会計事務所に転職するコツは?
未経験者の方が、今すぐ会計事務所への内定率を高める方法は次のとおりです。
- 「税理士補助」を選ぶ
- 「既に未経験者が働いている」事務所を選ぶ
- 「転職エージェント」を使う
「税理士補助」の仕事は、会計事務所の中では最も未経験者向けの仕事です。
また、既に未経験者が働いている職場であれば、採用率が高く・採用後に適切なOJTを受けられる可能性が高いです。
そして最も大切なのが、転職エージェントを使うことです。
内定率を高めるために、推薦文を書いてもらうことができ、内定後は年収交渉まで代行してもらえます。
無料で使えますから、必ず転職エージェントを使うべきです。
未経験で会計事務所に転職するコツについて、詳しくは次の記事内でまとめています。
税理士補助に必要な知識は?
税理士補助には、次の知識が必要とされます。
- 簿記の知識(日常的な仕訳、決算整理仕訳、簿記一連の流れの知識)
- 税法の知識(特に、法人税・所得税・消費税)
- 会計ソフトの操作方法
簿記の知識は、日商簿記検定(2級程度)を学習すれば十分なレベルに到達します。
一方で、税法の知識はやや高いレベルで要求されますから、税理士試験の一部科目を受験される方も多いです。
また、「会計ソフトの操作方法」は初めての方は慣れないかもしれませんが、3ヶ月程度の実務経験を積めば滞りなく業務が進むレベルに到達します。
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【比較表】税理士補助におすすめの転職エージェント
ヒュープロ (Hupro) | MS-Japan | 人材ドラフト | ジャスネット キャリア | マイナビ 税理士 | |
---|---|---|---|---|---|
総合評価 | ( 10/10 ) | ( 9/10 ) | ( 7/10 ) | ( 6/10 ) | ( 6/10 ) |
求人数 | 約 5,500 件 | 約 1,300 件 | 約 1,000 件 | 約 800 件 | 約 600 件 |
対象年代 | 20代~40代 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~30代 | 20代~30代 |
設立 | 2015年 | 1990年 | 2000年 | 1996年 | 1973年 |
資本金 | 2億2740万円 | 5億8600万円 | 3400万円 | 3800万円 | 21億210万円 |
得意領域 | 会計事務所 税理士法人 | 経理 会計事務所 | 会計事務所 | 士業全般 | 税理士 |
特徴 | 求人数No.1 | 管理部門に強い | ややマイナー | 士業向け | 税理士向け |
利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
評判・口コミ | 評判をみる | 評判をみる | 評判をみる | 評判をみる | 評判をみる |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
税理士事務所への内定率を高めるためには、転職エージェントの利用が必須です。
なぜなら、転職エージェントでは「志望動機・自己PR・履歴書の添削」「面接対策」が受けられるからです。
特に面接対策では、その税理士事務所で過去実際に質問された項目を教えてもらうことができるため、万全の準備で面接に臨むことができます。
また、会計・税務系の転職エージェントは数多くありますが、一番のオススメはヒュープロ(Hupro)です。
なぜなら、会計事務所に特化した転職エージェントであり、会計事務所の求人数がNo.1だからです。
転職エージェント選びはとても重要です。
ぜひ、ご自身に合った転職エージェントを選んでください。
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