公認会計士・税理士の藤沼です。
会計系での転職を考えている方にとって、「転職エージェント選び」は悩みどころです。
そこで今回は、会計系エージェント 人材ドラフト の評判・口コミを紹介します。
会計事務所に強い転職エージェント【TOP5】
ヒュープロ (Hupro) | MS-Japan | 人材ドラフト | ジャスネット キャリア | マイナビ 税理士 | |
---|---|---|---|---|---|
総合評価 | ( 10/10 ) | ( 9/10 ) | ( 7/10 ) | ( 6/10 ) | ( 6/10 ) |
求人数 | 約 5,500 件 | 約 1,300 件 | 約 1,000 件 | 約 800 件 | 約 600 件 |
対象年代 | 20代~40代 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~30代 | 20代~30代 |
設立 | 2015年 | 1990年 | 2000年 | 1996年 | 1973年 |
資本金 | 2億2740万円 | 5億8600万円 | 3400万円 | 3800万円 | 21億210万円 |
得意領域 | 会計事務所 税理士法人 | 経理 会計事務所 | 会計事務所 | 士業全般 | 税理士 |
特徴 | 求人数No.1 | 管理部門に強い | ややマイナー | 士業向け | 税理士向け |
利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
評判・口コミ | 評判をみる | 評判をみる | 評判をみる | 評判をみる | 評判をみる |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
人材ドラフトの総合評価
評価 | |
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総合評価 | ( 7/10 ) |
口コミ評価 | ( 7/10 ) |
求人数 | ( 5/10 ) |
情報の詳細さ | ( 7/10 ) |
サポート力 | ( 8/10 ) |
対応のスピード | ( 10/10 ) |
人材ドラフトは良い転職サイトですが、求人数が少ないという欠点がありました。
人材ドラフトの良い口コミ
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人材ドラフトの悪い口コミ
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人材ドラフトをおすすめする人
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人材ドラフトをおすすめしない人
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人材ドラフトの良い評判・口コミ
実際に人材ドラフトを利用した方に、アンケート調査を実施しました。
まず「良い評判・口コミ」から見てみましょう。
地方の会計事務所の求人が多かった
プロフィール
- 年齢 :31歳(転職時)
- 保有資格:公認会計士
- 転職先 :大手監査法人 → 地方会計事務所
- 評価 :( 4.0 )
評判・口コミ
実家が税理士事務所を経営しており、将来自分が継ぐことになるため、修行のできる会計事務所を探した。
また、実家が地方にありクライアント規模が小さいことから、同様に地方での会計事務所を探していた。
人材ドラフトには、比較的地方の会計事務所の求人が多く感じ、結果的に人材ドラフトから転職を決めた。
サービス面で多少の不安はあったものの、転職結果には満足している。
求人を見つけやすかった
プロフィール
- 年齢 :30歳(転職時)
- 保有資格:税理士科目合格者(4科目)
- 転職先 :会計事務所 → 税理士法人
- 評価 :( 4.0 )
評判・口コミ
大学卒業後、2年ほど税理士試験の受験をし、簿財の2科目に合格してから会計事務所に就職した。
しかし、「税理士試験の勉強をしながら仕事ができる会計事務所」は当時少なく、妥協した就職先であった。
その後は法人税・消費税に合格し、もっと自分を評価してくれる税理士法人へ転職した。
人材ドラフトでは、税理士系の求人が多いように感じ、ヒマな時に求人検索を使っていた。
興味のある求人があればエージェントに問い合わせ → 詳細を聞く、という形で使わせてもらった。
キャリアプランの提案などはなかったが、求人を気軽に探せるという点では評価できる。
未経験でも税理士事務所に転職できた
プロフィール
- 年齢 :35歳(転職時)
- 保有資格:日商簿記2級
- 転職先 :一般企業(人事) → 会計事務所
- 評価 :( 5.0 )
評判・口コミ
大学卒業から約10年に渡って、人事部で給与計算に携わっていた。
仕事柄、会計に携わる機会があったが、自分は会計のプロフェッショナルではないため「なぜこの仕訳を切るのか」が分からずにもどかしい事があった。
そこで簿記2級を取得し会計業界への転身を考えたが、思った以上に「年齢」と「未経験者」の壁は厳しかった。
未経験者OKでこの年齢でも採用してくれる企業を紹介してくれたのが、人材ドラフトだった。
税理士事務所・税理士法人に強いらしく、業界の知識がない私に丁寧に業界の知見を教えてくれた。
同じ未経験者の方にはオススメできる転職エージェントです。
求人票に写真が多い
その他、SNSでは次のような良い評判がありました。
確かに、求人票に写真が掲載されているため、なんとなくオフィスの雰囲気が伝わってきます。
ただし、写真のみで雰囲気を確認するのは危険ですから、必ず「カジュアル面談」「面接」において自分の目で確かめるようにしましょう。
人材ドラフトの悪い評判・口コミ
次に、人材ドラフトの「悪い評判・口コミ」を見てみましょう。
※ 掲載されている口コミは、あくまで個人の感想です。
求人が少なくてあまり選べなかった
プロフィール
- 年齢 :30歳(転職時)
- 保有資格:公認会計士
- 転職先 :大手監査法人 → 上場経理
- 評価 :( 3.0 )
評判・口コミ
正直、経理志望の方にはあまりオススメできない。というのも、経理向けの求人が少ないのでは?と感じることがあった。
同じ会計士の利用者もいるようだが、おそらく会計事務所に転職する人が多いと思う。
どちらかというと会計士・税理士向けというよりも、会計事務所に転職したい人向け、というエージェントだと感じた。
転職活動のフェーズが進むにつれ、徐々に利用しなくなった。
あまり希望を聞いてもらえなかった
プロフィール
- 年齢 :34歳(転職時)
- 保有資格:税理士
- 転職先 :大手税理士法人 → 税理士事務所
- 評価 :( 2.0 )
評判・口コミ
税理士として、いずれは事務所の代表ポジションを考えていた。
都内でも事務所所長の高齢化が進んでいるためそのようなポジションを求めたが、あまり紹介してもらえなかった。
求人が無いなら無いと言ってほしかったが…理由もよく分からなかった。
そのほかの求人は色々と紹介してもらえたが、希望する求人を紹介してもらえず、本当に理解してもらえているのか?と疑念を抱くこともあった。
スカウト機能があまり役立たなかった
プロフィール
- 年齢 :31歳(転職時)
- 保有資格:日商簿記1級
- 転職先 :上場経理 → 会社法経理
- 評価 :( 2.0 )
評判・口コミ
経理志望のため、登録後にもエージェントにはそのように伝えていた。
特にスカウト機能には期待していたが、なぜか経理以外のスカウトメールが沢山届いた。
おそらく、こちらの希望を見ずに経歴だけ見て一斉送信しているのだろうと思う。
担当のコンサルタントの方は丁寧だったが、スカウト機能にはあまり期待をしない方が良いと思った。
「気になる」を信用しない方が良い
その他、SNSでは「気になるをテキトーに送りまくっている」という悪い評判・口コミが検出されました。
人材ドラフトでは、企業側から(自分の履歴書に対して)「いいね(気になる)」をもらう機能があります。
しかし、会計事務所が手あたり次第送信している印象が強く、あまりサービスとして機能していないのかもしれません。
人材ドラフトとはどんなエージェント?
人材ドラフトとは、会計事務所などの「会計業界」に特化した転職エージェントです。
主なサービスの概要は、次のとおりです。
人材ドラフトの主なサービス概要
1. 求人検索機能 | |
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2. キャリアカウンセリング | |
3. スカウトサービス | |
4. 履歴書・職務経歴書の添削 | |
5. 面接対策 | |
6. 条件交渉の代行 | |
7. 利用料金 | 無料 |
上記のとおり、人材ドラフトは一般的な転職エージェントに求められるサービスの基準を満たしています。
次に、他の転職エージェント・転職サイトと比較するために、人材ドラフトの専門分野・特徴を解説します。
専門分野・特徴|会計事務所と税理士法人の求人が大半を占める
人材ドラフトの専門分野は、「会計系」「税務系」の求人です。
実際に求人を数えてみると、大半が「会計事務所」「税理士法人」の求人であることが分かりました。(詳細は後述)
そのため、人材ドラフトは「会計事務所・税理士法人に特化した転職エージェント」と言えるでしょう。
また、他の会計系エージェントにはない特徴として、「企業オファー」というサービスがあります。
企業オファーとは、求職者が登録した情報に対して、企業側から採用のオファーを送るというものです。
通常、転職活動は求職者が求人を見て応募するところからスタートしますが、企業オファーでは企業側によるオファーから活動が始まります。
このため、「求人などを見る時間がない方」「転職に自信がない方」には良いサービスかもしれません。
ただし、企業オファーには気を付けるべき点があります。(詳しくは後述)
求人数|最大級か?と言われると疑問がやや残る結果
人材ドラフトのHPを確認すると、「業界最大級の求人案件数!!」と記載がありました。
本当にそうでしょうか?
実際に、人材ドラフトの保有する求人数を数えてみました。
人材ドラフトの保有する求人数
- 東京 : 515件
- 東京以外: 736件
- 合計 :1,251件
(2024年11月1日現在)
※ こちらは、あくまでHP上からわかる求人数になります。
決して少なくはないものの、「最大級か?」というと疑問が残ります。
たとえば、会計事務所に強い Hupro なら、(会計事務所だけでも)約5,500件以上もの求人が出てきます。
人材ドラフトの会社概要|サービス提供から20年以上の歴史がある
その他、人材ドラフトの会社概要・基本情報は次のとおりです。
運営会社 | 株式会社人材ドラフト |
---|---|
設立年 | 2000年7月18日 |
資本金 | 34,000,000円 |
アクセス | ・東京オフィス 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-14-3 MT-O神保町6階 ・大阪オフィス 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル9階 |
従業員数 | 40名(男性22名/女性18名) |
電話番号 | 03-5577-6355 |
分類 | 転職エージェント |
人材ドラフトはサービス開始より20年以上の歴史があり、会計系エージェントの中でも規模はやや大きめの組織です。
次に、人材ドラフトを利用した方による評判・口コミを見てみましょう。
人材ドラフトを利用するメリット
人材ドラフトを利用するメリットは、次のとおりです。
- 気楽に求人を探せる
- 「気になる」を送受信できる
- 求人検索のメニューがやや多め
それぞれ、簡単に解説します。
気楽に求人を探せる|HP上で公開されているためいつでも選べる
転職エージェント・転職サイトでは、(極端に規模の小さなエージェントを除き)「求人検索機能」を使うことができます。
人材ドラフトにも求人検索機能があり、いつでも誰でも使うことができるため、気軽に求人を探せるというメリットがあります。
ただし 後述しますが、人材ドラフトでは取り扱う求人数がかなり少ないため、利用の際は「傾向を知る」程度に利用されることをオススメします。
「気になる」を送受信できる|求職者側から採用者へアピール
人材ドラフトに登録・ログイン後、採用企業に対して「気になる」を送ることができます。
SNSやマッチングアプリで言うところの「いいね」のようなイメージです。
また、これは採用企業側から受け取ることもあり、お互いに「気になる」を送り合うと「両想い」になるシステムです。
面白い仕組みではありますが、これはあくまでラフなマッチングである点に留意してください。
先述の口コミにもありましたが、「気になる」が届いたからといって、必ず採用してもらえるわけではありません。
なお、以前は「逆指名」というシステムもあったそうですが、現在は廃止されています。(表現が誇大であったことが理由と推察)
求人検索のメニューがやや多め|いくつかの条件で抽出できる
「詳細条件」から選択することで、より詳細な条件で求人を選ぶことができます。
たとえば「残業なし・少なめ」「テレワーク(在宅)推奨」の求人などを選ぶことができ、働きやすい求人を見つけやすいと感じます。
人材ドラフトを利用する際の注意点
人材ドラフトを利用する場合、次の3点に注意する必要があります。
- 求人数がやや少ない
- スカウト(オファー)機能に期待してはいけない
- 中小の事務所が中心
それぞれ、簡単に解説します。
求人数がやや少ない
人材ドラフトの求人数は、会計業界の中でもやや少なめです。
転職活動を成功させるためには、「より多くの選択肢の中から選ぶ」ことが最も大切です。
なぜなら、少ない求人の中から選んでしまうと、「より良い求人」を逃す可能性があるからです。
人材ドラフトを利用する際には、あまり本気で求人を吟味せず、求人の傾向を掴む程度で利用することをオススメします。
スカウト(オファー)機能に期待してはいけない
先述の 悪い評判・口コミ にもありましたが、スカウトメールが来ても採用されるわけではありません。
なぜなら、スカウトをしている企業側は「履歴書」だけを見て一斉送信しているケースがあり、相性・人柄などは度外視されているからです。
特に、会計事務所業界は慢性的な人手不足であり、手あたり次第に「いいね」を推している事務所もあるようです。(もちろん、全ての事務所がそうではありませんが)
人材ドラフトを利用する際は、スカウト機能に頼りすぎず、能動的に転職活動を進める必要があるでしょう。
中小規模の事務所が中心|中堅以上を探す際にはやや不向きか
人材ドラフトで扱っている求人は、その多くが中小規模の会計事務所・税理士法人です。
そのため、相対的に大企業の求人数が少なく、大手企業への営業力・提案力も弱い可能性があります。
事業会社、監査法人、金融系など、組織規模の大きな企業に転職を考えている方は、大手エージェントを検討すると良いでしょう。
人材ドラフトで取り扱っている求人の傾向|会計税務に特化している
実際に人材ドラフトの求人検索システムを利用し、取り扱っている求人の種類を集計してみました。
結果は次のとおりでした。
対応職種 | コンサルティング会社 FAS / その他会計アドバイザリー / 内部統制 / フォレンジック / IPOコンサル 事業会社 経理部・財務部 / 内部監査 / 経営企画部 / ベンチャー / CFO 会計事務所・税理士法人 税務顧問・記帳代行 / 国際税務・海外進出支援 監査法人 – 大手監査法人 / 中小監査法人 金融系法人 – 銀行・投資銀行 / 証券会社 / ファンド その他 |
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対応資格 | 公認会計士 / 税理士 / 税理士科目合格者 / USCPA / 簿記1級 / 簿記2級 / 簿記3級 |
対応エリア | 北海道青森岩手宮城秋田山形福島茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川新潟富山石川福井山梨長野岐阜静岡愛知三重滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山鳥取島根岡山広島山口徳島香川愛媛高知福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄 |
対応雇用形態 | 正社員 / 契約社員 / 業務委託 / パート・アルバイト |
(2024年11月1日現在)
人材ドラフトで取り扱っている求人は、会計系の業種をすべて網羅できており、全国の求人を取り扱っています。
ただし、人材ドラフトで扱われている求人は「会計事務所」「税理士法人」に偏っています。(下記の通り)
職種 | 求人数の割合 |
---|---|
会計事務所・税理士法人 | 約75% |
コンサル・FAS | 約11% |
事業会社(経理が中心) | 約8% |
社労士事務所 | 約3% |
監査法人 | 約1% |
銀行・証券会社 | 約1% |
その他 | 約1% |
(合計) | 100% |
(2024年11月1日現在)
そのため、人材ドラフトは「会計事務所・税理士法人に特化したエージェント」と言っても過言ではないでしょう。
また、外資系の求人や未経験者向けの求人はかなり少ない傾向にありました。
会計事務所・税理士法人に強い転職エージェントについては、下記で比較しています。
人材ドラフトを実際に利用した感想
先述のとおり、人材ドラフトの大きな特徴として、「企業オファー」というサービスがあります。
私はこのサービスに期待して、人材ドラフトに登録しました。
初めは「待っていれば内定がもらえる」と期待していたのですが、実際は少しイメージと異なりました。
確かにオファーのメールはたくさん来るのですが、、、明らかにコピペしたようなオファーが多く来るのです。
採用側企業も、採用にかける時間・コストは限られています。
そのため、(特に人員が不足しているような企業では)手あたり次第オファーを送りまくっているのだろうと思います。
実際にオファーは来るものの、自分の経歴・中身をあまり見ずにオファーを送ってくるため、「自分と相性が良いか」という点で注意する必要があると感じました。
くれぐれも、オファーが来たからといって「自分に興味を持ってくれているんだ!」と勘違いしない方が良いです。
人材ドラフトをオススメできる人
人材ドラフトは、次の方にオススメです。
それぞれ解説します。
すでに応募する企業が決まってる人|ただし転職支援は受けられない
「応募する企業」が決まっているのであれば、あとは求人票を探すだけです。
そんな時の選択肢として、人材ドラフトを使うのは有効です。
特定の転職エージェント・転職サイトでのみ求人を出しているケースもある為、できるだけ多くの転職エージェント・転職サイトを利用すべきでしょう。
なお、どこを探しても求人が見つからない場合、「直接応募」という最終手段が残されています。
そもそも中途採用をしていないケースもありますが、(どうしても応募したい企業がある場合は)ダメ元でも応募してみるべきです。
今すぐ転職する予定はない人|求人を眺めるには適している
求人を眺めるだけなら、人材ドラフトはすぐに利用できます。
「今すぐ転職する気はないけど、求人を眺めてみようかな」という方は、利用しても良いでしょう。
ただし、大手エージェントに比べて求人数が極端に少ないため、この点はご留意ください。
人材ドラフトをオススメできない人
次の方には、人材ドラフトはあまりオススメできません。
それぞれ解説します。
多くの求人の中から選びたい人|選択肢を狭めてしまう危険性
先述のとおり、人材ドラフトの求人数は(他社と比較すると)少ないです。
転職で失敗しないためには、企業とのアンマッチをできる限り回避する必要があります。
多くの求人の中から選ぶことで、相性の良い企業が見つかる確率は上がります。
転職活動を成功させるために、「たくさんの求人の中から選びたい」という方には、人材ドラフトはオススメできません。
転職が初めての人|キャリアカウンセリングが受けられない
先述のとおり、人材ドラフトは(他のエージェントに比べて)利用者数が少ないため、提示される「キャリアプラン」の数も少なくなります。
特に、転職が初めての方はキャリアプランが明確でないケースがほとんどですから、転職エージェントによる「キャリアカウンセリング」が非常に重要です。
※ キャリアカウンセリングとは、求職者に最適な職種・業種を探索するプロセス(支援)をいいます。
この点、転職実績の多いエージェントであれば、(基本的には)キャリアカウンセリングのレベルも上がります。
そのため、転職が初めての方は もう少し規模の大きな転職エージェントを選ぶべきです。
【比較表】人材ドラフトとよく比較される他のサービス
人材ドラフトと似た領域のサービスに、「Hupro」と「会計求人プラス」があります。
いずれも「会計事務所」を専門に取り扱っている転職エージェント・転職サイトですので、それぞれ比較してみました。
人材ドラフトとよく比較されるサービス
Hupro | 人材ドラフト | 会計求人プラス | |
---|---|---|---|
総合評価 | |||
求人数 | 約5,500件 | 約1,000件 | 約200件 |
対象年代 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~50代 |
設立 | 2015年 | 2000年 | 2009年 |
資本金 | 2億2740万円 | 3400万円 | 500万円 |
対象者 | 会計事務所 | 会計事務所 経理 | 会計事務所 経理 |
得意領域 | 会計事務所 税理士法人 | 会計事務所 税理士法人 | 会計事務所 税理士法人 |
特徴 | 求人数No.1 | ややマイナー | 規模が小さい |
評判口コミ | 口コミを見る | 口コミを見る | 口コミを見る |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※ 求人数は「会計事務所・税理士法人」の求人数に限定して集計しています。
「会計事務所向け」の転職エージェントの中では、Huproが最も有名です。
人材ドラフトも良い転職エージェントだと思いますが、上記のとおり、各エージェントによって特徴は異なります。
利用目的にあわせて、転職エージェントを使い分けると良いでしょう。
人材ドラフトに関するよくある疑問・質問
その他、人材ドラフトに関するよくある疑問をまとめました。
人材ドラフトの登録者数は?
人材ドラフトの登録者数は、2万人前後です。(非アクティブユーザーは含まない)
人材ドラフトのオファーとは?
人材ドラフトのオファーとは、企業が会員に送るスカウトメールのことです。
スカウトが来たからと言って、「絶対にあなたを採用したい」という意思表示ではないためご注意ください。
口コミにもあるとおり、あまり登録情報を見ずに一斉送信しているケースがあります。
オファーとスカウトの違いは何ですか?
人材ドラフトでのオファーとスカウトの違いは、特にありません。同じ意味として使われています。
人材ドラフトの「エントリーメッセージ」って何?
人材ドラフトの「エントリーメッセージ」は、人材ドラフトの担当者や、求人企業の採用官に対しての質問メッセージです。
直ちに応募を意味するわけではなく、応募前に詳細を聞きたい場合に使用します。
人材ドラフトのログインページはどこ?
人材ドラフトのログインページはこちらです。
人材ドラフトの登録ページはどこ?
人材ドラフトの登録ページはこちらです。
人材ドラフトはどうやって退会する?
人材ドラフトの退会方法は、次のとおりです。
- 会員ページにログインする
- 「アカウント情報を編集する」を選択
- 画面一番下にある「休止・退会はこちら」を選択
- 「退会」を選択
会計事務所って何をするところ?
どんな人が会計に向いているか?
会計に向いているのは、細かい作業が得意な人です。
また意外かもしれませんが、コミュニケーションが得意な方や体力のある方も向いています。
会計事務所に向いている人の特徴について、詳しくは次の記事で紹介しています。
会計事務所の求人が一番多いのはどこ?
会計事務所の求人が一番多いのは、ヒュープロです。
在宅OK・未経験OK・新卒OK・50代OKの求人など、多種多様な求人が非常に多いのでオススメです。
人材ドラフトの総合評価
人材ドラフトの総合評価は、次のとおりです。
- 求人数 :( 5/10 )
- 情報の詳細さ :( 7/10 )
- サポート力 :( 8/10 )
- 対応のスピード:( 10/10 )
- 評判・口コミ :( 7/10 )
総合評価 :( 7/10 )
(参考:当サイトのランキング評価基準)
人材ドラフトを利用される際は、必ず、他の転職エージェントも使うべきだと思います。
先述の比較表のとおり、会計事務所向けの転職エージェントは、各社特徴が異なるからです。
以上、人材ドラフトの評判・口コミ、そして私が利用した感想でした。
なお、資格者別に転職エージェントをまとめていますので、有資格者の方はこちらもご参考ください。
- 公認会計士:会計士におすすめの転職エージェント
- 税理士 :税理士におすすめの転職エージェント