「ミツカル」の評判・口コミを集めてみた。【税理士事務所専門】

「ミツカル」の評判・口コミを集めてみた。【税理士事務所専門】

税理士の藤沼です。

税理士事務所・税理士法人への転職において、「転職サイト選び」は重要です。

そこで今回は、転職エージェント「ミツカル」の評判・口コミを集めてみました。

私自身も税理士事務所を経営していますので、所長として採用者目線での感想なども交えて解説します。

この記事を書いた人


目次

ミツカルの良い評判・口コミ

ミツカルの良い評判・口コミ

ミツカルの良い評判・口コミは、次のとおりです。

ただし、ここで掲載している良い口コミは全てミツカルHPに掲載されたものです。

第三者プラットフォームでの掲載ではなく恣意性介入の余地があるため、ご注意ください。

ワークライフバランスが整う事務所からのオファー

ワークライフバランスが整う事務所からのオファー

確かに、中小規模の会計事務所の中には、少なからずブラックと言われる会計事務所は存在します。

ブラックな会計事務所を避けるには、転職エージェントによる厳選が必須と言えます。

この点、ミツカルでは会計事務所に対する審査が厳しいため、ホワイトな会計事務所が多い傾向にあるようです。

なお、ブラックな会計事務所の見分け方は次の記事内で解説しています。

地方での転職活動が短期間で完了した

地方での転職活動が短期間で完了した

求人は都心部に集中しているため、地方での転職活動は一般的に時間が掛かります。

しかし、ミツカルでは(地方も含め)全国各地の会計事務所に対応できているため、比較的短期間での転職が可能のようです。

とはいえ、会計事務所自体は地方にも多く点在するため、ミツカル特有のメリットというわけではないようです。

インセンティブ報酬の高い事務所からオファー

インセンティブ報酬の高い事務所からオファー

ミツカルで取り扱っている求人は、厳正な審査を通過している税理士事務所であることから、全体的に年収水準が高いという特徴があります。

特にこの口コミの方のケースでは、インセンティブ報酬制度を採用している会計事務所に転職できています。

インセンティブ報酬制度とは、自らの貢献した売上に連動する形で、給与・ボーナスが支給される制度をいいます。

インセンティブ報酬を採用している会計事務所は給与体系がクリアであり、かつ働いた分が年収に繋がるため、モチベーションアップにもなります。

個人事務所の後継者候補としてオファー

個人事務所の後継者候補としてオファー

税理士の方の中には、独立志向はあるものの、開業へのリスクを感じている方も多いはずです。

そこでオススメなのが、会計事務所への後継者ポジションとしての転職です。

後継者として転職することで、顧客・職員をそのまま引き継ぐことができますから、リスクなく開業することができます。

ミツカルでは、老舗の個人会計事務所も多く取り扱われているため、後継者ポジションでの採用ニーズもあるようです。

ミツカルの悪い評判・口コミ

ミツカルの悪い評判・口コミ

ミツカルの悪い評判・口コミは、次のとおりです。

主に、会計事務所側の悪い口コミが目立ちました。

紹介された事務所がブラックだったので半年で退職

紹介された事務所がブラックだったので半年で退職したという悪い評判・口コミ
(引用:X(旧Twitter)

「紹介された会計事務所がブラックだったので半年で退職します。」という悪い評判・口コミが検出されました。

ミツカルは厳正な審査により「ホワイトな税理士事務所のみを掲載している」と明言していますが、上記の方はむしろ真逆の感想を述べています。

ミツカルHPのキャッチコピー
(引用:ミツカル公式HP)

結局のところ、その事務所が本当にブラックなのか・ホワイトなのかは、入社してみないと分かりません。

ミツカルを利用したからといって、必ずホワイトな税理士事務所を見つけられる訳ではないでしょう。

事務所に人材勧誘の電話がきた

事務所に人材勧誘の電話がきたという悪い評判・口コミ
(引用:X(旧Twitter)

「事務所に人材勧誘の電話がきた」という悪い評判・口コミが検出されました。

会社代表電話に営業(求人掲載の営業)をかけるケースは多いですが、そこから職員につなぎ、職員に対して転職の勧誘をするようなケースは通常ありません。

会計事務所側からすると職員を引き抜かれることになりますから、悪評になるのも理解できます。

事務所へ直接職員のスカウト電話をしてきた

事務所へ直接職員のスカウト電話をしてきたという悪い評判・口コミ
(引用:X(旧Twitter)

「事務所へ直接職員のスカウト電話をしてきた」という悪い評判・口コミが検出されました。

入手ルートは不明ですが、HPにも掲載されていない無資格者職員の氏名を知っていたようです。

個人情報の取り扱いについて、どのようなポリシーなのかが気になる口コミです。

仕事の迷惑になった

仕事の迷惑になったという悪い評判・口コミ
(引用:電話帳ナビ

こちらは電話番号検索サービスサイト上での口コミです。

以前、会計事務所職員に対しヘッドハンティングの営業コールがあったようです。

転職する気のない方にとっては、仕事の迷惑になるでしょう。

若手社員の名前を聞き出すような電話があった

若手社員の名前を聞き出すような電話があったという悪い評判・口コミ
(引用:JPnumber

「若手社員の名前を聞き出すような電話があった」という悪い評判・口コミが検出されました。

代表電話にかけても繋がらず、上司はチャットでのやり取りのため連絡先を知らない、とのこと。

これが本当なら、対応に不誠実さが感じられます。

ミツカルとは?

ミツカルHP

転職サービス「ミツカル」は、税理士事務所(会計事務所)専門の転職エージェントです。

ミツカルの概要は、以下のとおりです。

運営会社株式会社ミツカル
設立年月日2020年8月
資本金5,400万円(資本準備金を含む)
代表者名城之内 楊
アクセス〒141-0021
東京都品川区上大崎3丁目2-1
目黒センタービル 8階
事業内容有料職業紹介事業
専門分野税理士事務所(会計事務所)の求人
対象者・税理士事務所経験者(1年以上)
・税理士、科目合格者、無資格者
・20代~40代
求人完全非公開
利用料無料

「税理士事務所のみ」の求人を専門に扱っている点が特徴的です。

また設立は2020年と歴史が浅く、まだまだこれからの転職エージェントです。

サービス概要

ミツカルの(転職エージェントとしての)サービス概要は、次のとおりです。

ミツカルの主なサービス概要

1. 求人検索機能
2. キャリアカウンセリング
3. スカウトサービス
4. 履歴書・職務経歴書の添削
5. 面接対策
6. 条件交渉の代行
7. 利用料無料

上記のとおり、一般的な転職エージェントとしてのサービスが提供されます。

特徴

ミツカルの特徴は、次のとおりです。

ミツカルの特徴
  • 税理士事務所を専門に扱っている
  • 税理士事務所に対する審査が厳しい
  • 大手事務所の求人が多い
  • オファー制度あり
  • キャリアカウンセリングの時間が短い(15分)

ミツカルは、転職エージェントとしては後発組であることから、他にない珍しい特徴が多く見受けられます

特に「ホワイトな求人が多い」というのは大きな特徴です。

ミツカルでは、法的に問題のない優良な税理士事務所を厳選しているため、ホワイトな求人の割合が多いです。

また、キャリアカウンセリングが短く、オファー制度もあるため、転職活動に割く時間を削減することができる点も特徴の1つです。

ここまで徹底しているサービスは、あまり見たことがありません。

ミツカルで取り扱っている求人(一例)

ミツカルで取り扱っている求人(一例)

一部ですが、ミツカルで扱っている求人を紹介します。

① 年収1,000万以上(管理職)、残業少

年収1,000万以上(管理職)、残業少

平均1時間/日の残業時間は、税理士法人業界ではかなり少ないです。

尚且つ、管理職では年収1,000万以上と、かなりの高水準です。

② 平均年収605万(地方)

平均年収605万(地方)

地方ではあるものの、平均年収が高く、インセンティブ報酬も高いです。

③ 年収500万~700万、有給消化率90%

年収500万~700万、有給消化率90%

有休消化率は90%と高く、フレックス有り、平均年収も500万~700万と高めです。

このように、ミツカルでは平均年収が高く比較的ホワイトな求人が多く扱われていました。

ミツカルを利用するメリット

ミツカルを利用するメリット

ミツカルを利用することで、3つのメリットを得ることができるでしょう。

それぞれ解説します。

ホワイトな求人が手に入りやすい

ミツカルには、「ホワイトな求人が手に入りやすい」というメリットがあります。

これは、厳正な審査によりホワイトな求人のみを揃えているからとのことです。

ただし先述の悪い口コミにもあったとおり、ミツカルを利用して転職をしたらブラックな会計事務所だったというケースもあるため、必ずしもホワイトな組織に転職できるわけではありません。

会計事務所・税理士法人の求人を入手できる

ミツカルは、「会計事務所・税理士法人」のみに特化した転職エージェントです。

そのため、会計事務所・税理士法人の求人を探している方にとっては、ピンポイントで求人を入手することができます。

転職が手っ取り早い

先述のとおり、ミツカルは「オファー制度」を採用しているため、基本情報を登録したあとは待っているだけで求人が入手できます。

また、キャリアカウンセリングにかける時間は「平均15分」と、同業他社に比べて非常に短時間で済みます。

ただし、キャリアカウンセリングは非常に重要なプロセスですので、できれば時間をかけることをオススメします。

ミツカルを利用する際の注意点

ミツカルを利用する際の注意点

ミツカルを利用する際には、以下の点に注意して下さい。

それぞれ解説します。

利用できるのは「業界経験者」のみ

「ミツカル」は、会計業界経験者のみが利用できるサービスです。

仮に未経験者が登録したとしても、そもそも「経験者のみ応募可」の求人しか用意されていないため、満足のいくサービスを受けることはできないでしょう。

なお、未経験者が会計事務所に転職する際は、ヒュープロの方が断然オススメです。

紹介される求人は少ない

ミツカルは2020年に創業した転職エージェントであり、まだまだ求人数は少ないです。

たとえば、ミツカルが公開している求人検索システム上には、約150件程度の求人数しか掲載されていません。

転職エージェントを選ぶ際には、「エージェントが保有している求人数」が非常に重要なファクターになります。

ミツカルの利用をオススメできる人

ミツカルの利用をオススメできる人

ミツカルは、次の方にオススメできます。

それぞれ解説します。

会計事務所・税理士法人を探している人

ミツカルの最大の特徴が「ホワイトな求人を厳選している」という点です。

このような特徴をもつ転職エージェントは珍しく、他にありません。

※ ここでいう「ホワイト」の定義は、具体的には「年収が高く残業が少ない」会計事務所を指しています。

特に、小規模な会計事務所は閉鎖的であり、事務所によって雰囲気がガラッと変わります。

ミツカルは、ホワイトな会計事務所・税理士法人を厳選しているため、求人の質は高いでしょう。

手っ取り早く転職したい人

ミツカルは、特に時間のない税理士受験生にはオススメです。

なぜなら、ミツカルには「キャリアカウンセリングの時間が短い」「オファー制度がある」という特徴があるからです。

あまり転職活動に時間をかけたくないものの、今の事務所を辞めたい・早く転職したい、という方にはミツカルがお勧めです。

ミツカルの利用をオススメできない人

ミツカルの利用をオススメできない人

ミツカルは、次の方にはオススメできません。

それぞれ解説します。

会計事務所・税理士法人以外の業界で転職したい人

ミツカルでは、「会計事務所・税理士法人」の求人だけを取り扱っています。

そのため、それ以外の職種(経理・人事・法務・総務など)を希望している方にはおすすめしません。

多くの求人の中から選びたい人

先述のおとり、ミツカルでは事前に(転職エージェント側で)会計事務所・税理士法人を厳選しています。

また、創業間もないこともあり、他の転職エージェントに比べて求人は少ないです。

そのため、多くの求人の中から厳選して選びたい方には、ミツカルはおすすめしません。

なお、会計事務所に強いおすすめの転職エージェントについては、下記記事内で紹介しています。

税理士の人

税理士業界は非常に専門性が高く、キャリア選びの際は、豊富なノウハウが必要不可欠です。

先述のとおり、ミツカルはまだ創業間もないこともあり、規模が小さくノウハウも大手エージェントに比べると少ないと考えられます。

そのため、税理士の方にはミツカルはおすすめしません。

なお、税理士におすすめの転職エージェントは下記の記事内で紹介しています。

【比較表】ミツカルとよく比較される転職エージェント

ミツカルと同様に、会計事務所向けの転職エージェントは多数あります。

ここでは、特に会計事務所に強いエージェントとミツカルを1つの比較表にまとめました。

ヒュープロMS-Japanミツカル人材ドラフトジャスネット
キャリア
MS-Japan
ジャスネットキャリアロゴ
求人数約5,500件約 1,300 件非公開約1,000件約 800 件
対象年代20代~50代20代~50代20代~40代20代~50代20代~30代
設立2015年1990年2020年2000年1996年
対象者会計事務所管理部門会計事務所・会計事務所
・経理   
士業
得意領域・会計事務所
・税理士法人
・経理   
・会計事務所
・会計事務所
・税理士法人
・会計事務所
・税理士法人
士業
特徴求人数No.1規模が大きい規模が小さいややマイナー士業向け
総合評価
評判口コミ評判を見る評判を見る評判を見る評判を見る評判を見る
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

会計事務所に強い転職エージェントの中では、ヒュープロの求人数が最も多いです。

正直、会計事務所への転職ならヒュープロの登録は必須でしょう。

上記をご参考に、自分に合った転職エージェントを選んでください。

目次