公認会計士の非常勤の時給相場は8,200円!【アンケート結果から分かった現実】
公認会計士・税理士の藤沼です。
弊社アカウントエージェント株式会社が実施した「監査法人の非常勤に関するアンケート調査」によれば、公認会計士による監査法人非常勤の時給相場は8,200円であることが分かっています。
1日働けば65,000円前後は稼げますし、200日働けば年収1,200万円を超えます。(残業なしで)
一方、実際の求人票データを集計すると時給平均はやや低めであり、これは契約後の昇給分が含まれていないためと考えられます。
本記事では、アカウントエージェント株式会社が実施した「監査法人の非常勤での時給」に関する調査結果を紹介します。
公認会計士の非常勤の時給相場は8,200円!【アンケート結果から分かった現実】
アカウントエージェント株式会社が実施した「監査法人の非常勤に関するアンケート調査」によれば、公認会計士による監査法人非常勤の時給相場は8,200円であることが分かっています。(n=53)
監査法人の非常勤の時給単価アンケート結果
| 時給単価 | 回答者数 | 回答割合 |
|---|---|---|
| 4,000 円未満 | 2 | 4% |
| 4,000円以上 6,000円未満 | 9 | 17% |
| 6,000円以上 8,000円未満 | 18 | 34% |
| 8,000円以上 10,000円未満 | 14 | 26% |
| 10,000円以上 15,000円未満 | 8 | 15% |
| 15,000円以上 | 2 | 4% |
| (全体) | 53 | 100% |
このアンケートでは、監査法人で非常勤として働いている(働いていた)会計士の時給単価について、範囲別で回答をしていただきました。
時給平均の計算においては、範囲別の時給単価の中間値(例えば4,000~6,000なら5,000)を用いた加重平均を算出し、これを時給平均として計算しています。
エージェントが公開している求人票の時給平均はこれよりも低い
監査法人の非常勤求人一覧から時給単価を公開している求人のみを集計し、時給単価の平均値を算出しました。
結果は以下のとおりです。
時給・日給が明記されている求人23件を集計。日給で提示されている求人は、所定労働時間で割って時給に換算しています。うち11件は「時給6,000〜7,000円」のように幅をもって提示されているため、その幅を薄い色の帯で表しています。破線は当社アンケート調査(n=53)による時給平均です。
上記のように、求人票に記載されている時給平均は7,060円と、実際に非常勤として働いている会計士の時給データよりも1,140円低くなっています。
この理由の1つに、契約後の昇給が挙げられます。
契約当初よりも時給単価が上がる可能性がある、という点は我々会計士にとって嬉しいデータです。
(参考)監査法人で非常勤として働いた時の給与明細
本当にそんなに時給が高いの?というお声もあるかもしれませんので、証拠として、筆者とその知人会計士が非常勤職員として働いた時の給与明細を掲載します。
私の給与明細(監査法人での実務経験は6年程度の頃)

こちらは私が時給7,000円で14日間勤務した際の給与明細です。
この法人は1日6時間勤務で、この時期は繁忙期だったため1日平均2時間の残業をし、月収は77万でした。
私自身も自らの事務所経営があり勤務日数を抑えていましたが、フルで働けば月収120万円ほどになったと思います。
知人会計士の給与明細(監査法人での実務経験は10年程度の頃)

こちらは、私のEY時代の同僚が実務経験10年ほどで非常勤として勤務した際の給与明細です。
タイミングよく「時給15,000円」の求人を引き当てたため、勤務日数15日で月収168万円にまで到達しています。
しかも残業なし&完全リモートです。
会社員では達成困難な水準でしょう。
監査法人の規模が小さくなるほど時給単価は高くなる傾向にある
筆者はエージェントに登録しているため、定期的に非常勤求人を入手できています。
アンケート結果・エージェントの求人票から明らかですが、非常勤の時給単価は法人の規模が小さいほど高くなります。
| 監査法人の規模 | 時給単価の下限目安 |
|---|---|
| 大手監査法人 | 5,000円~ |
| 準大手監査法人 | 6,000円~ |
| 中小監査法人 | 7,000円~ |
大手は正社員を採用できる集客力があるため非常勤の時給単価が安く、また非常勤勤務職員の数が多いため時給テーブルを容易に上げることができないという実情があるのでしょう。
一方、中小になると人手不足はより深刻であり、時給単価も職員に応じて柔軟に対応できるため、時給単価の下限・相場が高めに設定されている法人が多い傾向にありました。
時給の差は、勤務時間・日数が増えるほど収入に大きな影響を与えます。監査法人での非常勤をずっと続ける前提なら、中小監査法人一択でしょう。
公認会計士の学生非常勤の時給は3,500円前後が相場
筆者は、今でもBIG4在籍のリクルーター陣と繋がりがあります。
2026年10月1日時点での最新の「学生非常勤」の時給単価は、3,500円が相場です。
これはBIG4(大手監査法人)の水準であり、準大手・中小監査法人になると多少前後します。
筆者の経験上、規模が大きめな中小監査法人(準大手は含まず)ほど時給単価は上振れしやすく、零細法人ほど下振れしやすいです。
公認会計士が監査法人で非常勤をした場合の年収シミュレーション
監査法人の非常勤だけで、年収がいくらになるのか気になってきた方も多いでしょう。
そこで、以下に非常勤の年収シミュレーターを用意しました。
※ 掛け持ちの場合は合計の稼働日数を入力してください。表示額は税引前の概算です。
平均値の8,200円で100日間(1日8時間勤務)働くと、年収は656万円になります。
BIG4でマネージャー前後まで行けば時給1万円で働けますから、この場合は100日間勤務で年収800万円です。
倍の200日働けば、年収1,600万円。残業をすれば更に年収が上がります。
ただし、非常勤契約には上限日数が定められているケースが大半ですので、非常勤だけで高年収を達成するためには非常勤の掛け持ちが必要になります。
監査法人の「高時給」の非常勤求人(一部紹介)
監査法人の「高時給」非常勤求人は多くありますが、その一部を以下に掲載しました。
監査法人の非常勤求人(最大時給15,000円)

※ 求人は時期によって出たり消えたりしますので、定期的に求人を確認しましょう。
【比較表】監査法人の非常勤に強いエージェント3選
監査法人の非常勤求人を多く扱うエージェントは、以下の3社だけです。
| レックスアドバイザーズ | マイナビ転職会計士 | CPASSキャリア | |
|---|---|---|---|
![]() | |||
| 総合評価 ※1 | 4.50 / 5.00 | 4.51 / 5.00 | 3.91 / 5.00 |
| 求人数 ※2 | 多 | やや多め | やや多め |
| 得意領域 | 公認会計士/監査法人 | 公認会計士 | 公認会計士/USCPA |
| 強み | 求人数が多い | 公認会計士特化 | - |
| 対象年齢 | 20代~50代 | 20代~40代 | 20代~50代 |
| 対象エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
| 利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
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| 公式サイト | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
- 総合評価の算出方法:コンテンツ制作ポリシー「転職エージェントの評価基準」に基づき算出しています。
- 求人数の集計対象:各社の監査法人の非常勤求人のみを集計し、その多さを記載しています。 (2026年10月1日時点)
非常勤は、時給単価が命と言っても過言ではありません。
レックス+マイナビの2社を利用しておけば、現時点での非常勤求人はほぼ網羅できるでしょう。







