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「私の税理士事務所でのパート体験談」を紹介します。

「私の税理士事務所でのパート体験談」を紹介します。

公認会計士・税理士の藤沼です。

今回は、税理士事務所のパート体験談の記事です。

実際に税理士事務所で3年以上働いているパートさん(主婦の方)に体験談を執筆して頂きました。

※ 内容に齟齬がないか代表社員の藤沼が確認した上で、本記事を公開しています。

この記事の執筆者
Aさん(匿名)

主婦・パート

Aさん(匿名)
  • 年齢:40代前半
  • 保有資格:簿記2級
  • 税理士事務所でのパート歴:4年
  • コメント:税理士資格の勉強中です。
この記事の監修者
藤沼 寛夫

公認会計士・税理士

藤沼 寛夫›

藤沼会計事務所 所長
アカウントエージェント株式会社 代表取締役

2013年に公認会計士論文式試験に合格し、2014年にEY新日本有限責任監査法人に入所。上場会社・学校法人・上場準備会社の会計監査業務に従事し、2018年に東京共同会計事務所に転職。広くFASに関与し、2019年に藤沼会計事務所を独立開業。翌2020年にはアカウントエージェント株式会社を設立し、会計税務コンサルティング及び会計税務に関する転職支援サービスを提供している。


目次

税理士事務所のパートが楽しいと感じた出来事

税理士事務所でのパートが楽しいと感じた出来事は、3つあります。

体験談を交えて解説します。

専門的な知識が身に付いてお金の流れがわかる

税理士事務所のパート業務では、主に簿記の知識を活用します。

簿記とは、お金や商品などの一連の流れを帳簿に記録するための必要な技術です。

税理士事務所に勤めることで簿記の基本的な知識が身に付き、企業のお金の流れが分かるようになります。

企業のお金の流れが分かるようになると、経理などでも働けるようになるため、キャリアアップにもつながります。

また、会社の帳簿記録から経営の流れを読み取ることができるようになれば、財務分析・経営コンサルティング業務の補助もできるようになります。

常に会社経営に関わる業務であるため、経営者との関わりも多くなり、やりがいのある仕事だと感じるようになりました。

スタッフ同士で助け合いながら仕事ができる

税理士事務所のパート業務は、スタッフ同士のコミュニケーションや助け合いが求められます。

税理士事務所での業務は数字と関わることが多く、また経営に携わる業務のため、効率的な処理能力が必要です。

そのため、スタッフ同士で分担しながら行う作業が多くなります。

また、業務では数字を取り扱うことが多いため、一人だけで完結する仕事はうっかりミスにもつながってしまいます。

そのため、協力してダブルチェックを行う必要もあります。

税理士事務所の業務は、スタッフ同士での協力で成り立っており、相談や話し合いをしながら業務を行うことで、信頼関係を作りながら仕事に取り組めるのです。

自分自身への税金対策にも役立つ

税理士事務所でのパート業務は、企業のお金の流れが分かるだけではありません。

自分の税金対策や、家計のお金の流れにも役立てることができます。

例えば、「ふるさと納税」は最も取り組みやすい税金対策です。

ふるさと納税を行うことで、住民税・所得税を控除することができます。

私自身、ふるさと納税は名前こそは聞いたことがあるけど仕組みがよく分かっておらず、税理士事務所にパートとして働くまでは利用したことがありませんでした。

しかし今はふるさと納税の仕組みを理解でき、楽しみながら税金対策ができるようになりました。

また、簿記の知識を活かすことで、家計管理にも役立てることができます。

税理士事務所のパートを辞めたいと感じた出来事

税理士事務所にパート勤めすることは、決して良いことばかりではありません。

環境に合わない場合もありますし、新しい仕事への挑戦で疲れてしまうこともあります。

次は、税理士事務所にパート勤務中に「辞めたい」と感じた出来事について紹介します。

一つずつ順番にご紹介していきます。

資格の知識と実務の処理方法とのギャップに戸惑った

未経験者の方によくある体験ですが、簿記の資格を持っていても、現場でのやり方との違いにギャップを感じることがあります。

勉強してきた知識を活かすのは大切なことですが、事務所のルールは異なる場合があり、事務所のルールに沿った処理をする必要があるのです。

また、パソコンを使って作業をすることも多いため、ソフトの使い方に翻弄されてしまうこともあります。

パソコン操作は慣れれば簡単ですが、初めは処理に時間がかかってしまうことも多いです。

そのため、ストレスを感じることも多くなります。

しかし、一人で抱え込む必要はなく、周りの人に聞くようにしましょう。

最初はわからないことが多いので、質問が増えることは当たり前です。

職員は皆忙しそうにしているため聞きづらいかもしれませんが、気にせずに聞くことが大切です。

逆に、周りの人に聞かずに間違ったことをしていると、仕事の処理も2倍かかってしまい効率が悪いです。

遠慮して聞かないよりも、聞いて解決しながら進んでいく方がスムーズに進みます。

繁忙期で終わらない仕事にプレッシャーを感じた

税理士業界には繁忙期があります。

繁忙期の時期は、12月頃から3月中旬までで、特に忙しい時期は2月中旬から3月中旬までの確定申告の時期です。

確定申告の時期は、多くのフリーランス・個人事業主からの依頼が殺到するため、通常の何倍もの仕事量になります。

締切までに確定申告を終えなければ、クライアントは延滞税などの余分な税金を払わなければならないため、間に合うようスケジューリングしなければなりません。

締切に追われることもあり、確定申告時期は事務所内がピリピリとした空気になることも多いです。

この時期はどうしても様々な要因でストレスを感じることが多く、仕事へのプレッシャーが重くのしかかります。

普段からのスケジュール管理や、仕事の割り振りを考えながら、事務所内のスタッフ同士で助け合いながら処理していくことが重要です。

顧客とのやり取りで思うように進まずストレスが溜まった

税理士事務所でのパート勤務では、内勤の仕事がメインですが、時にはお客さんとのやり取りも出てくることがあります。

お客さんとのやり取りは、主に経営者や経理担当者とのやり取りになります。

小さな会社では社長自身が経理処理をすることもあり、社長と直接やり取りをするケースもあります。

また、連絡のやり取りをしても、なかなかこちらの意図が伝わらず仕事が中々進まないこともあります。

自分ひとりでの力ではどうしようもできないこともあるので、できる限り、所内の担当者や所長に相談しながら処理を進めていくようにしましょう。

税理士事務所のパートの仕事内容

税理士事務所でのパートの仕事内容を紹介します。

税理士事務所でのパート業務はデスクワークが多く、椅子に座っての作業がほとんどです。

ここでは、パートとして従事するメインの仕事3つを紹介します。

なお、更に詳しい仕事内容については「税理士事務所でのパートって難しい?きつい?仕事内容を税理士が全て解説します」の記事で解説しています。

では、一つずつ解説していきます。

簿記を使った仕訳作業|資料をもとに会計ソフトに入力する

税理士事務所での主な仕事は、簿記を使った仕訳作業です。

仕事は簿記の知識が必須ですので、最低限、簿記3級程度の知識があると良いでしょう。

作業のかんたんな流れは、次のとおりです。

  1. 顧客から預かった資料を取引ごとに分ける
  2. 資料を見ながらパソコンに仕訳入力

最初に顧客から預かった資料を元に、入力しやすいよう整理します。

主な資料は次のとおりです。

  • 通帳
  • レシートや領収書
  • 売上のための請求書
  • 支払いのための請求書
  • その他必要書類

これらの資料をまとめたら、次は会計ソフトへ仕訳入力します。

仕訳作業は一番時間のかかる作業ですが、慣れれば数時間で入力できます。

不足資料の洗い出しや気になる点を網羅して担当者へ伝達する

税理士事務所のスタッフには、税理士以外に「税理士補助」と呼ばれる人がいます。

税理士補助は税理士のような独占業務はできませんが、税理士の指示のもと、集計作業や資料作成・申告書作成といった業務を遂行します。

税理士事務所のパートの仕事は、彼らと連携をとりながら仕事を進めていくことが大切です。

そのため、パート業務の一環として、スタッフ同士での打ち合わせも多くなります。

不足資料の洗い出しや気になる点の共有など、税理士や税理士補助の方を通して確認することも多くあります。

余談ですが、スタッフの中にはパート勤務でも税理士補助のポジションで活躍している人もおり、スキルアップを目指したい方は活躍の場を増やすことができます。

税理士補助の仕事内容について、詳しくは次の記事内で解説しています。

その他事務的作業|雑務対応もパートの仕事!細やかさが評価される

税理士事務所でのパートの仕事には、事務的な作業も多いです。

事務作業の例をあげると次のとおりです。

  • 訪問者への応対や電話・メール対応
  • 資料の作成
  • 資料のコピー作業
  • 書類の保管作業

お客さんからの相談は税務的な相談が多いので、担当者に繋ぐまでが仕事になります。

しかし、中には税理士事務所のスタッフならだれでもお金の相談はわかるだろうと思い、質問を投げかけてくる人もいます。

そんな時は分かる範囲で回答しつつも、分からないことは絶対に答えず、担当者に正確に伝える必要があります。(分からないことにまで回答してしまうと、問題になる可能性があるからです。)

他には、資料の作成や顧客から預かった資料のコピーの作成などの仕事があります。

また、空いた時間などを使って書類の保管作業をすることもあります。

このように、税理士事務所でのパートの仕事は事務的な仕事が多いです。

税理士事務所のパートでついていけない人の特徴

税理士事務所のパートでついていけない人の特徴は、次のとおりです。

  • デスクワークが苦手な人
  • 椅子に長時間座れない人
  • パソコンが苦手な人

税理士事務所のパートの仕事は、パソコンを使った仕訳入力作業が中心です。

そのため、長時間座りながらパソコンを目の前にしての作業が多くなります。

ワードやエクセルなどのソフトを使うことも多いため、ブラインドタッチができない人は作業が苦痛になるでしょう。(ただしすぐ慣れます)

税理士事務所でのパートに関するよくある疑問

その他、税理士事務所でのパートに関するよくある疑問をまとめました。

税理士事務所でパートから正社員になることは可能ですか?

はい、可能です。

なお、パートから正社員になれる税理士事務所を探す場合は、必ず、応募前に「パートから正社員になった職員がいるかどうか」を確認しましょう。

なぜなら、口だけで「正社員登用もある」と言っておきながら、実際は正社員にする気のない所長もいるからです。

税理士事務所のパートでミスをしたらどうなってしまいますか?

ミスをしても、すぐに担当者へ報告すれば大きな問題にはなりません。

パートが入力した仕訳や資料は、税理士や税理士補助がチェックしてから申告に使うからです。

一番まずいのは、ミスに気付いたのに黙っていることです。

申告の期限が近いほど直す時間がなくなるため、気付いた時点ですぐに報告しましょう。

税理士事務所のパートは50代からでもできますか?

はい、できます。

求人数は少ないですが、50代でパートとして働かれる方もいます。

ただし、事務経験・パソコンスキル・簿記の知識は問われます。

【比較表】税理士事務所のパートに強い!おすすめの求人サイト

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