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税理士の年収は平均884万円!でも中央値は672万円という現実【大規模アンケート結果を分析】

税理士の年収について、最も信頼できる情報源として日本税理士会連合会が実施した「第7回税理士実態調査」があります。

同調査によれば、税理士の平均年収・中央値は以下のとおりです。

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平均年収中央値有効回答数構成比
開業税理士871万円612万円22,908人64.8%
所属税理士685万円627万円5,973人16.9%
社員税理士1,108万円923万円6,481人18.3%
(全体)884万円672万円35,362人100.0%
日税連 – 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)を元に作成

税理士全体の平均年収は884万円ですが、中央値は672万円と低いです。

しかし、全体の大部分を構成する「開業税理士」の中には60歳以上の税理士が6割以上も含まれており、この層が全体の年収を大きく押し下げています。

そこで本記事では、税理士の年収データを細かく分析し、実態に近い年収水準を紹介します。

この記事で分かること


  • 開業税理士の6割以上が60歳以上のため、年収を見る際は年齢層の分布を確認する必要がある。
  • 60歳未満の開業税理士の平均年収は1,039万円、中央値は812万円。
  • 地域によっても年収水準は大きく異なり、東京都の税理士の年収水準が高い。
この記事の執筆者
藤沼 寛夫

公認会計士・税理士

藤沼 寛夫›

藤沼会計事務所 所長
アカウントエージェント株式会社 代表取締役

2013年に公認会計士論文式試験に合格し、2014年にEY新日本有限責任監査法人に入所。上場会社・学校法人・上場準備会社の会計監査業務に従事し、2018年に東京共同会計事務所に転職。広くFASに関与し、2019年に藤沼会計事務所を独立開業。翌2020年にはアカウントエージェント株式会社を設立し、会計税務コンサルティング及び会計税務に関する転職支援サービスを提供している。

目次

開業税理士の平均年収は871万円!中央値は612万円|有効回答数:22,908人

開業税理士の総所得金額の分布(有効回答22,908人)
構成比中央値 612万円平均 871万円
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0102030%〜300万円 26.0%(5,966人)〜300万円〜500万円 16.9%(3,866人)〜500万円〜700万円 12.6%(2,889人)〜700万円〜1,000万円 15.5%(3,560人)〜1,000万円〜1,500万円 13.9%(3,180人)〜1,500万円〜2,000万円 7.3%(1,679人)〜2,000万円〜3,000万円 5.3%(1,206人)〜3,000万円〜5,000万円 1.8%(409人)〜5,000万円5,000万円超 0.7%(153人)5,000万円超26.0%16.9%12.6%15.5%13.9%7.3%5.3%1.8%0.7%総所得金額
開業税理士の平均年収と中央値
  • 平均年収:871万円※
  • 中央値 :612万円※
  • 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)より独自に算出
「総所得金額」の意味

売上から経費を差し引いた後の税引前の利益(給与収入がある場合はこれも含める)

開業税理士の場合、平均年収と中央値に約260万円もの差が生じています。

これは、独立開業した税理士の収入が実質的に青天井であることに起因しており、上位層が平均年収を大きく押し上げているためです。

筆者も会計事務所を経営していますが、会計事務所職員時代に比べて大きく稼げるようになりました。
稼げるようになるか否かは、経営センス・専門性・人間力など、様々な要因に左右されます。

また、全体の約43%もの開業税理士が「総所得金額500万円以下」である点も、平均値を押し下げている要因の1つです。

この要因は、年齢別の年収分布を見ることで分析することができます。

【年齢別】開業税理士の年収分布|60歳以上の層が全体の平均・中央値を大きく押し下げている

年齢層別の開業税理士の年収分布は、以下のとおりです。

開業税理士の年齢層別 年収の中央値(有効回答22,908人)
60歳未満60歳以上全体の中央値 612万円
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0300600900万円20歳代以下 中央値425万円(23人・0.1%)20歳代以下0.1%30歳代 中央値665万円(738人・3.2%)30歳代3.2%40歳代 中央値832万円(3,133人・13.7%)40歳代13.7%50歳代 中央値824万円(4,609人・20.1%)50歳代20.1%60歳代 中央値587万円(6,698人・29.2%)60歳代29.2%70歳代 中央値454万円(6,214人・27.1%)70歳代27.1%80歳代以上 中央値366万円(1,432人・6.3%)80歳代以上6.3%425万円665万円832万円824万円587万円454万円366万円年齢層(下段は開業税理士全体に占める割合)
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年齢層平均年収中央値有効回答数構成比
20歳代以下567万円425万円230.1%
30歳代852万円665万円7383.2%
40歳代1,031万円832万円3,13313.7%
50歳代1,076万円824万円4,60920.1%
60歳代867万円587万円6,69829.2%
70歳代703万円454万円6,21427.1%
80歳代以上635万円366万円1,4326.3%
全体871万円612万円22,908100%
日税連 – 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)を元に作成

開業税理士の62.6%が60歳以上であり、引退期に入り顧問先を減らした層が全体の平均年収・中央値を大きく押し下げています。

一般的な会社員の定年は60~65歳であり、60歳代以上を開業税理士全体の年収分析に含めることで税理士以外の業種との比較可能性を損ないます。

そこで、60歳未満に限定した場合の開業税理士の年収も見てみましょう。

【60歳未満に限定】開業税理士の年収分布|平均は1,039万円・中央値は812万円

60歳未満に限定した場合の、開業税理士の年収分布は以下のとおりです。

60歳未満の開業税理士の総所得金額の分布(有効回答8,503人)
構成比中央値 812万円平均 1,039万円
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0102030%〜300万円 15.7%(1,338人)〜300万円〜500万円 13.5%(1,152人)〜500万円〜700万円 13.7%(1,166人)〜700万円〜1,000万円 18.8%(1,599人)〜1,000万円〜1,500万円 18.3%(1,554人)〜1,500万円〜2,000万円 10.1%(856人)〜2,000万円〜3,000万円 7.0%(599人)〜3,000万円〜5,000万円 2.2%(183人)〜5,000万円5,000万円超 0.7%(56人)5,000万円超15.7%13.5%13.7%18.8%18.3%10.1%7.0%2.2%0.7%総所得金額
開業税理士(60歳未満)の平均年収と中央値
  • 平均年収:1,039万円※
  • 中央値 :812万円※
  • 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)より独自に算出

上記のとおり、開業税理士の年収分布を60歳未満に限定すると、平均年収は871万円→1,039万円に上がり、中央値は612万円→812万円に上がります。

また、分布の形も変わります。全体の分布では26.0%を占めていた「総所得金額300万円以下」の層は15.7%まで下がり、ボリュームゾーンは700万~1,500万円の層に移ります。

「総所得金額500万円以下」の割合も、全体の約43%に対し、60歳未満では29.3%まで下がります。逆に年収1,000万円を超える割合は、全体の28.9%に対して38.2%です。

これから独立を検討している方にとっては、全体の数値よりもこちらのほうが実態に近い数値といえます。

(参考)開業税理士の年商は平均2,329万円|60歳未満の中央値は1,637万円

ここまで見てきた「総所得金額」は、経費を差し引いた後の金額です。差し引く前の年商(売上)についても、同調査で公表されています。

開業税理士全体の平均年商は2,329万円、中央値は1,338万円でした。年齢層別の年商は以下のとおりです。

年齢層平均年商年商の中央値有効回答数
20歳代以下1,402万円562万円23
30歳代1,869万円1,028万円735
40歳代2,489万円1,637万円3,140
50歳代2,689万円1,736万円4,624
60歳代2,358万円1,268万円6,715
70歳代2,100万円1,023万円6,232
80歳代以上1,941万円881万円1,436
全体2,329万円1,338万円22,967
日税連 – 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)を元に作成

年商についても、総所得金額と同じく年齢による差がはっきり出ています。中央値のピークは50歳代の1,736万円で、60歳代以降は1,268万円・1,023万円・881万円と下がっていきます。

60歳未満に限定すると、平均年商は2,541万円、中央値は1,637万円です。全体の中央値1,338万円より300万円ほど高い水準になります。

なお、全体の平均で見ると、年商2,329万円に対して総所得金額は871万円です。売上のうち手元に残るのは4割弱であり、独立を検討する際は、売上の目標がそのまま年収になるわけではない点に注意が必要です。

総所得金額には税理士業務以外の給与所得や不動産所得も含まれるため、厳密には「年商 - 経費 = 総所得金額」という関係にはなりません。あくまで水準を掴むための目安としてご参考ください。

(参考)開業税理士の経営形態には留意が必要

同調査において日税連が区分表示している「開業税理士」とは、「自己の税理士事務所を有する税理士」と定義されています。

しかし、この開業税理士は一般的にイメージされる「独立開業している税理士」とは異なる経営形態の税理士が含まれるため、注意が必要です。

開業税理士の経営形態内訳

経営形態人数構成比
開業税理士として事務所を単独経営 (一人税理士)22,52493.8%
開業税理士として事務所を共同経営2541.1%
事業会社等の税務・会計部門に勤務5142.1%
事業会社等に勤務 (税務・会計とは無関係の部署)1920.8%
登録しているが、税理士の業務は行っていない3071.3%
無回答2260.9%
(合計)24,017100.0%
日税連 – 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)を元に作成

一般的にイメージされるのが、1行目にある「単独経営」です。複数の税理士で会計事務所を共同経営している場合もあるため、2行目の「共同経営」も開業税理士に含まれます。

一方、事業会社等に勤務している企業内税理士も開業税理士に含まれる点には注意が必要です。これが開業税理士全体の3%近くを占めています。

このため、「開業税理士」に区分される税理士のうち約3%は、一般的にイメージされる「開業税理士」と異なる属性の税理士であることに留意が必要です。

年収の全体平均・中央値への影響は軽微であると推察されますが、属性の相違を示す必要があるため参考として掲載しております。

所属税理士の平均年収は685万円!中央値は627万円|有効回答数:5,973人

所属税理士の給与収入金額の分布(有効回答5,973人)
構成比中央値 627万円平均 685万円
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0102030%〜300万円 12.8%(766人)〜300万円〜500万円 20.0%(1,194人)〜500万円〜700万円 27.1%(1,619人)〜700万円〜1,000万円 27.2%(1,625人)〜1,000万円〜1,500万円 10.1%(605人)〜1,500万円〜2,000万円 1.7%(99人)〜2,000万円〜3,000万円 0.6%(35人)〜3,000万円〜5,000万円 0.3%(20人)〜5,000万円5,000万円超 0.2%(10人)5,000万円超12.8%20.0%27.1%27.2%10.1%1.7%0.6%0.3%0.2%給与収入金額
所属税理士の平均年収と中央値
  • 平均年収:685万円※
  • 中央値 :627万円※
  • 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)より独自に算出
「所属税理士」の定義

所属税理士 = 他の開業税理士又は税理士法人の補助者として税理士業務に常時従事する税理士(いわゆる雇われ税理士/勤務税理士)

所属税理士の場合、平均年収と中央値に大きな差がありません。

これは、所属税理士(=会計事務所版の会社員のようなもの)の年収が高額になるようなケースが想定されず、一般的な会社員と同等の給与水準となるのが通常だからです。

上記の分布を見ればわかる通り、上振れも下振れも少なく、安定した給与水準です。

そして、年収1,000万円を超える所属税理士は全体の12.9%です。年収が安定するものの、大きく稼いでいる税理士も少ないことが分かります。

2,000万円を超える人にいたっては、5,973人中65人(1.1%)だけです。

これは、所属税理士が担当する顧問先はあくまで勤務先の顧客であり、どれだけ担当件数を増やしても自身の売上にならないためです。

なお、所属税理士であっても、勤務先の承諾を得たうえで自ら顧客を受任する「直接受任」という制度があります。しかし、実際に直接受任の経験がある所属税理士は12.7%にとどまります。

つまり、所属税理士の大半は勤務先から支払われる給与所得のみで生計を立てており、年収は勤務先の給与テーブルの範囲内に収まります。

(参考)所属税理士の年齢層分布

参考までに、所属税理士の年齢層分布も掲載します。

年齢層構成比回答者数
20歳代以下1.5%91人
30歳代18.1%1,097人
40歳代30.2%1,828人
50歳代23.4%1,417人
60歳代15.6%946人
70歳代7.8%473人
80歳代以上3.2%194人
合計100.0%6,046人
日税連 – 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)を元に作成

所属税理士は、いわゆる雇われ税理士であり会社員と似た働き方になることが想定されるため、開業税理士に比べて60歳以上の税理士は少ないことが分かります。

60歳以上が占める割合は26.7%であり、開業税理士の62.6%を大きく下回ります。

そのため、所属税理士の中央値627万円は、開業税理士のように引退期の層によって押し下げられた数値ではなく、現役世代の水準がそのまま表れた数値といえます。

なお、所属税理士については年齢層別の年収が公表されていないため、年齢による年収の違いまでは確認できません。

先ほどの60歳未満に限定した開業税理士の中央値812万円と比べると、年齢構成を揃えても開業税理士のほうが高い水準です。

ただし開業税理士は経費を差し引いた後の総所得金額であり、額面である所属税理士の給与収入とは性質が異なる点には留意が必要です。

社員税理士の平均年収は1,108万円!中央値は923万円|有効回答数:6,481人

社員税理士の給与収入金額の分布(有効回答6,481人)
構成比中央値 923万円平均 1,108万円
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0102030%〜300万円 9.0%(583人)〜300万円〜500万円 12.4%(806人)〜500万円〜700万円 11.1%(721人)〜700万円〜1,000万円 23.4%(1,518人)〜1,000万円〜1,500万円 23.5%(1,522人)〜1,500万円〜2,000万円 10.7%(696人)〜2,000万円〜3,000万円 6.7%(437人)〜3,000万円〜5,000万円 2.3%(150人)〜5,000万円5,000万円超 0.7%(48人)5,000万円超9.0%12.4%11.1%23.4%23.5%10.7%6.7%2.3%0.7%給与収入金額
社員税理士の平均年収と中央値
  • 平均年収:1,108万円※
  • 中央値 :923万円※
  • 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)より独自に算出
「社員税理士」の定義

社員税理士 = 税理士法人の社員たる税理士(税理士法人のパートナー。事業会社でいう取締役のような立場。)

社員税理士の平均年収と中央値には、200万円弱もの差が生じています。

これは開業税理士と同様であり、すなわち税理士法人設立後は経営者としての収入が青天井になるためです。

一方、開業税理士と異なるのは、年収700万~1500万の層が非常に多いことです。

社員税理士(=税理士法人のトップ・共同経営者)は、開業税理士とは異なり2名以上の税理士でタッグを組んで組織化して組織運営を行います。
このため、「社員税理士」は組織化できるほどに経営が順調であるケースが多く、この点でフリーランス的な働き方もできる「開業税理士」とは属性が異なります。

社員税理士になるには、税理士法人で経験を積んで出世する、または自ら開業して他の税理士と共に税理士法人を設立する、などの方法があります。

(参考)社員税理士の年齢層分布

参考までに、社員税理士の年齢層分布も掲載します。

年齢層構成比回答者数
20歳代以下0.2%15人
30歳代6.3%416人
40歳代23.0%1,510人
50歳代24.4%1,600人
60歳代23.5%1,546人
70歳代16.7%1,099人
80歳代以上5.8%381人
合計100.0%6,567人
日税連 – 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)を元に作成

最も多いのは50歳代で24.4%ですが、40歳代23.0%・60歳代23.5%とほぼ横並びであり、特定の年齢層に偏らない分布です。

一方、30歳代以下は6.5%にとどまります。社員税理士は税理士法人に出資して経営に加わる立場であるため、一定の経験を積んでから就任するのが一般的だからです。

60歳以上が占める割合は46.1%であり、開業税理士(62.6%)と所属税理士(26.7%)の中間に位置します。

社員税理士についても年齢層別の年収は公表されていませんが、開業税理士ほどではないものの引退期の層を一定数含んでいるため、現役世代に限定すれば中央値923万円を上回る可能性もあります。

【地域別】税理士の年収の平均と中央値

税理士の年収は、地域別に見ることもできます。

ただし、地域によっては有効回答数が少なくブレが大きいケースがあるため、留意が必要です。

それでは以下、税理士の年収の平均と中央値を紹介します。

【地域別】税理士の平均年収|いずれも東京都が全体平均を100万円以上上回る結果

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税理士会平均年収有効回答数
開業所属社員開業所属社員
東京980万円822万円1,266万円4,5491,5711,430
東京地方918万円667万円1,158万円1,645327373
千葉県813万円707万円1,083万円882107187
関東信越870万円662万円1,141万円3,105641827
近畿809万円653万円1,095万円4,7521,1701,141
北海道918万円562万円919万円491165272
東北930万円594万円1,105万円803195277
名古屋865万円651万円1,001万円1,017381310
東海938万円690万円1,089万円1,231350349
北陸731万円584万円986万円529134227
中国847万円586万円956万円1,288292319
四国758万円545万円955万円448122148
九州北部781万円590万円995万円1,215300349
南九州724万円583万円1,028万円800163199
沖縄1,133万円610万円1,066万円1205266
全国871万円685万円1,108万円22,9085,9736,481
日税連 – 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)を元に作成
(参考)税理士会と都道府県対応表
  • 東京:東京都
  • 東京地方:神奈川県、山梨県
  • 千葉県:千葉県
  • 関東信越:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、新潟県、長野県
  • 近畿:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
  • 北海道:北海道
  • 東北:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
  • 名古屋:愛知県(名古屋市・尾張・知多地区)、岐阜県
  • 東海:愛知県(三河地区)、静岡県、三重県
  • 北陸:富山県、石川県、福井県
  • 中国:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
  • 四国:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
  • 九州北部:福岡県、佐賀県、長崎県
  • 南九州:熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
  • 沖縄:沖縄県

3つの区分いずれも、東京税理士会が最も高い水準です。

ただし開業税理士については、東北930万円・東海938万円・北海道918万円と、東京に迫る地方の税理士会が並びます。

平均年収は一部の高所得者によって押し上げられるため、地域ごとの実態を掴むには中央値も合わせて確認する必要があります。

※ 沖縄については、税理士の数が少ないため上振れしているものと推察されます。

【地域別】税理士の年収の中央値|いずれも東京都が全体を80万円以上上回る結果

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税理士会年収の中央値有効回答数
開業所属社員開業所属社員
東京697万円745万円1,046万円4,5491,5711,430
東京地方644万円613万円954万円1,645327373
千葉県557万円638万円899万円882107187
関東信越632万円610万円952万円3,105641827
近畿579万円602万円927万円4,7521,1701,141
北海道698万円511万円803万円491165272
東北588万円561万円909万円803195277
名古屋620万円607万円853万円1,017381310
東海660万円626万円938万円1,231350349
北陸472万円518万円788万円529134227
中国575万円558万円848万円1,288292319
四国489万円520万円803万円448122148
九州北部525万円563万円839万円1,215300349
南九州468万円538万円853万円800163199
沖縄756万円600万円871万円1205266
全国612万円627万円923万円22,9085,9736,481
日税連 – 第7回税理士実態調査(集計期間:令和5年1月~12月)を元に作成

中央値で見ると、地域差の出方は区分によって大きく異なります。

最も差が明確なのは所属税理士です。東京の745万円に対し、最も低い北海道は511万円と234万円の開きがあります。勤務税理士の給与は事務所の規模や顧問料の水準に連動するため、大企業や資産家の案件が集まる東京とそれ以外の地域とで差が生じます。

一方、開業税理士は北海道の698万円が東京の697万円をわずかに上回っています。

※ 沖縄については、税理士の数が少ないため上振れしているものと推察されます。

税理士の年収に関するよくある質問

税理士の年収に関するよくある質問を、以下にまとめました。

女性の税理士の年収は男性と異なりますか?

いいえ、税理士の年収に男女差はありません。

日本税理士会連合会のアンケートには男女別の年収が明らかにされていませんが、筆者の10年以上にわたる会計・税務業界での経験上、男女で年収に差が出ることはありません。

ただし、時短勤務やパート勤務など、契約条件の差によって結果的に年収が異なることはあります。

高卒と大卒で税理士の年収は異なりますか?

いいえ、学歴によって税理士の年収は変わりません。

税理士業界において、年収に影響を与えるのは実務経験年数や専門スキルの有無であり、学歴はほとんど影響しません。

働きながら税理士を目指すにはどの職場が最適ですか?

働きながら税理士を目指す場合は、会計事務所(税理士法人)が最適な職場です。

会計事務所では、税理士試験の学習で必要になる「法人税法」「所得税法」の実務に深く関わるため、相乗効果を生みます。

また、将来独立を考えている方にとっては、近くで所長の経営手法を見ることができるため、独立開業する前の勉強にもなります。

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