ユナイテッドオフィスの評判・口コミを集めてみた。【税理士監修】

藤沼会計事務所、所長税理士の藤沼です。

若手起業家の方やスタートアップの方から、よく「良いバーチャルオフィスはないか？」と相談を受けます。

そこで今回は、私の周りでも利用者の多い「ユナイテッドオフィス」の評判・口コミを紹介します。

結論から言えば、ユナイテッドオフィスは低価格・大手運営のため、オススメできるバーチャルオフィスです。

ただし、利用者の口コミを集めてみたところ、意外な悪い評判・デメリットも見つかりました。

契約前にリスクを回避するためにも、ぜひご参考ください。

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ユナイテッドオフィスの評判・口コミ

ユナイテッドオフィスの口コミは、SNS・Googleマップなど、ネット上で公開されているものが検出されませんでした。

そこで、クラウドソーシングサービスを用いて独自にユナイテッドオフィスの評判を公募・集計してみました。

それぞれ紹介します。

採用活動が円滑に進んだ

こちらは、ユナイテッドオフィスの都心住所を取得したことで、リクルート活動に役立ったという良い口コミです。

後述しますが、ユナイテッドオフィスで利用できる住所はいずれも東京都内一等地の住所であり、所在地に対する信頼性が高い点もポイントです。

営業時だけでなく、従業員採用にも役立つのがユナイテッドオフィスの魅力でしょう。

初期コストを安く抑えることができた

こちらは、事業経営において店舗を構えずバーチャルオフィスを利用し、初期コストを抑えることができたという口コミです。

これはユナイテッドオフィスに限った話ではありませんが、バーチャルオフィスを利用することで、月あたりの賃料や初期子費用を安く抑えることができます。

ユナイテッドオフィスは（法人事業者にとっては）比較的リーズナブルなバーチャルオフィスであり、費用を抑えたい方にはおすすめのバーチャルオフィスです。

オンライン上で手続きが完結した

ユナイテッドオフィスは、利用の審査から契約まですべてオンライン上で手続きが完了します。

審査も最短即日で行われるため、利用開始までスムーズに進めることができる点も魅力の1つでしょう。

ただし、こちらの口コミでは「リモート対応のサポートが不十分である」という悪い口コミも見られました。

これも全てのバーチャルオフィスに言えることですが、基本、バーチャルオフィスでは店舗に在中している人が少数（または無人）であることが通常です。

スタッフと対面・電話でコミュニケーションを頻繁に取りたい方には、利用をおすすめできません。

ユナイテッドオフィスとは？

ユナイテッドオフィスは、東京都内で店舗を展開するバーチャルオフィスです。

以下、「組織概要」「料金プラン」「登記可能な住所」「オプション」「キャンペーン」を紹介します。

組織概要

ユナイテッドオフィスを運営する組織の概要は、次のとおりです。

	概要
サービス名称	ユナイテッドオフィス
運営会社	ユナイテッド・コンサルティング・ファーム
本社所在地	〒104-0061 東京都中央区銀座6-13-16 銀座Wall Building 5F
代表者	代表取締役　谷治 肇
事業内容	・創業ならびに事業支援 ・サービスオフィス事業 ・遊休スペースの有効活用およびイノベーション ・通信事業 ・新規事業開拓・投資 ・不動産投資 ・事業モデル・事業会社売買
設立年月日	2005年1月17日
資本金	58,000,000円

ユナイテッドオフィスは、バーチャルオフィス業界では歴史が古く、20年近くの運営歴のある老舗バーチャルオフィスです。

そのため利用者数が多く、信頼性も高いと言えます。

料金プラン

ユナイテッドオフィスのバーチャルオフィスの基本料金プランは、次のとおりです。（月額は12ヶ月分前納する場合の月額です）

	料金
メールボックスプラン	月額2,310円（＋入会金5,500円）
メールボックス通知プラン	月額3,100円（＋入会金5,500円）
テレボックス専用電話付きプラン	月額4,400円（＋入会金5,500円）
テレボックス電話秘書プラン	月額7,700円（＋入会金5,500円）

※ いずれも12ヶ月分前納の場合の月額

1人会社としてのスタートアップの場合は「メールボックスプラン」でも問題ないと思いますが、タイムリーに郵便物を知らせてほしいという方は「メールボックス通知プラン」を選んでも良いでしょう。

なお、いずれのプランも「住所利用」「法人登記」「郵便物受取・管理」「郵便物国内外週末1回転送」「会議室利用」がセットで付いています。

そのため、「個人利用」の方は法人登記が不要であり、個人利用の方にはユナイテッドオフィスはあまりオススメしません。（会議室を沢山利用したい、等の理由があれば別ですが）

また、郵便物の転送には「ネコポス便(速達扱い)」が利用され、1回あたり350円（税込）が実費負担としてかかります。

そのため、仮に毎週転送がある場合には、1週間あたり350円・1ヶ月あたり1,400円の実費負担が追加で生じます。

登記可能な住所

ユナイテッドオフィスで登記可能な住所は、次のとおりです。

店舗名	住所
南青山店 (東京)	東京都港区南青山2丁目2-15 win青山ビル
銀座店 (東京)	東京都中央区銀座7-13-21銀座sinrokusyuビル
銀座店 (東京)	東京都中央区銀座6-13-16 銀座Wallビル
表参道 (東京)	東京都渋谷区神宮前6-29-4 原宿komiyaビル
日本橋店 (東京)	東京都中央区日本橋2-2-3 RISHEビル
虎ノ門店 (東京)	東京都港区虎ノ門1-16-6 虎ノ門Rapportビル
新宿店 (東京)	東京都新宿区西新宿7丁目5-5 Plaza西新宿
池袋店 (東京)	東京都豊島区西池袋3-22-5

上記のとおり、ユナイテッドオフィスでは東京都内一等地の8ヶ所にて住所を取得・法人登記が可能です。

なお、料金プランは全店舗同じです。

オプション

ユナイテッドオフィスの、その他オプションサービスは次のとおりです。

各オプション	内容	料金
即日転送	当日16時までに届いた郵便物を即日発送	月額1,100円(税込)
03発信	専用電話番号03にて電話発信ができる	月額1,100円(税込)
03発着信 ＋内線通話	03の電話番号で発着信が可能。内線通話は0円	月額1,650円(税込)
FAX	PC・タブレット・スマホからFAX送受信が可能	月額1,650円(税込)
会社設立	株式会社・合同会社の設立を代行	5,500円(税込)
貸し会議室利用	全拠点に併設されている貸し会議室を利用可能	30分275円(税込)

ユナイテッドオフィスのオプションで最も特徴的なのが、貸し会議室です。

会議室を時間貸ししているバーチャルオフィスは多いですが、30分275円は破格であり、全バーチャルオフィスの中でも最安です。

会議室をよく利用される方には、非常にお得なオプションです。

また、「03発信」「03発着信＋内線通話」プランは、基本プランで「テレボックスプラン」を選択した方のみ選ぶことができます。

とはいえ、発着信のできる03固定電話番号の月額としてはやや高く、ユナイテッドオフィス経由で固定電話番号を取得する必要性は低いでしょう。

キャンペーン

ユナイテッドオフィスでは、今なら限定で下記のキャンペーンが行われています。

なお、先述した料金プランは、いずれも40%オフ後の金額を記載しています。

ユナイテッドオフィスを利用するメリット

ユナイテッドオフィスを利用するメリットは、次のとおりです。

それぞれ解説します。

会議室が最安で利用できる

ユナイテッドオフィスでは、全てのオフィスにおいて「貸し会議室」を併設しており、料金は30分275円（税込）と業界最安です。

最低利用時間の制限もないため、短時間の利用も可能です。

これは全バーチャルオフィス中、最安です。

オンラインミーティングや来客対応など、頻繁に会議室を利用される方にとっては非常に大きなメリットになります。

都内一等地での登記が可能

先述のとおり、ユナイテッドオフィスでは東京都内における一等地8か所の住所を用意しており、いずれも登記可能です。

格安バーチャルオフィスの中でも、ユナイテッドオフィスは最も都内の選べる住所が多いバーチャルオフィスです。

また、口コミにもあったとおり「会社の住所」は営業活動だけでなく、従業員の採用時にも効果があります。

東京都内一等地の住所を入手し、組織としての対外的信頼性を高めたい方には、ユナイテッドオフィスがおすすめです。

過去、犯罪等に利用されたことがない

ユナイテッドオフィスでは、入会時に厳格な審査が行われているため、過去犯罪等に利用された事故がありません。

仮に、オフィス住所が犯罪等により利用され、当該情報が報道・Web上に残ってしまった場合、他の利用者の信用失墜につながる可能性もあります。

そのため、今後も犯罪等により利用されるリスクは低いと考えられます。

なお、ユナイテッドオフィスの犯罪収益防止法に対する取り組みは、こちらのページで表明されています。

月額料金が安い

ユナイテッドオフィスは、バーチャルオフィスの中では、月額料金が安いことで有名です。

ただし、一点だけ注意が必要です。それは、あくまで法人にとっては安いということです。

先述の料金プランを見ると分かるとおり、ユナイテッドオフィスで提供されるサービスは、全て「法人登記」がプランに含まれており、住所だけを利用する（＝個人利用）ことができません。

法人事業者にとっては安いですが、ネットショップの開業など、住所のみ利用される方にとっては負担が重いので注意して下さい。

ユナイテッドオフィスを利用するデメリット

ユナイテッドオフィスを利用するデメリットは、次のとおりです。

それぞれ解説します。

「住所のみ利用プラン」が無い

先述のとおり、ユナイテッドオフィスには「住所のみ利用プラン」がなく、全てのプランで法人登記が前提になっています。

そのため、個人事業主の方や、副業利用（非法人）の方には割高になってしまうためオススメできません。

東京都内以外に登記できる住所が無い

ユナイテッドオフィスは、いずれも東京都内の一等地に店舗をおくバーチャルオフィスであり、東京都以外の店舗がありません。

そのため、東京都以外での法人登記を希望している方には、利用することができません。

【比較表】ユナイテッドオフィスと他社サービスを徹底比較してみた。

ユナイテッドオフィスと同様に、格安・大手の運営するバーチャルオフィスは他にもあります。

特によく比較されるのが、GMOオフィスサポートとレゾナンスです。

そこで、ユナイテッドオフィスを含めた3社のサービスを徹底比較してみました。

  【比較】ユナイテッドオフィスとの競合サービス

	ユナイテッド オフィス	GMO オフィスサポート	レゾナンス
入会金	5,500円	なし	5,500円
最安プラン （月額）	2,310円	660円	990円
週１転送プラン （月額）	2,310円	2,750円	1,650円
郵便転送料金	実費負担	無料 (150g以内)	実費負担
オフィス住所	・青山（東京）　 ・銀座（東京）　 ・銀座２（東京） ・表参道（東京） ・日本橋（東京） ・渋谷（東京）　 ・虎ノ門（東京） ・新宿（東京）　 ・池袋（東京）	・銀座（東京）　 ・渋谷（東京）　 ・新宿（東京）　 ・青山（東京）　 ・秋葉原（東京） ・横浜（神奈川） ・名古屋（愛知） ・梅田（大阪）　 ・京都（京都）　 ・博多（福岡）　 ・天神（福岡）	・銀座（東京）　 ・日本橋（東京） ・渋谷（東京）　 ・恵比寿（東京） ・新宿（東京）　 ・浜松町（東京） ・青山（東京）　 ・横浜（神奈川）
法人登記	〇	〇	〇
最低契約期間	12ヶ月	12ヶ月	12ヶ月
会議室	275円 /30分	–	1,100円 / 時
キャンペーン	3ヶ月無料	3ヶ月無料	3ヶ月無料
評判・口コミ	評判を見る	評判を見る	評判を見る
公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

入会金・郵便物転送料・登記住所の多さの面では、GMOオフィスサポートが最も有利でした。

また、利用開始から5年目まではGMOオフィスサポートが最安であり、6年以上利用する場合にはレゾナンスが最安です。

一方、「会議室利用料」はユナイテッドオフィスが最安でした。

ただし、「総額でどれが最も安いのか」という視点が重要だと思いますので、以下更に詳細に費用を比較シミュレーションしてみました。

【詳細シミュレーション】各年の費用を比較してみた。

ユナイテッドオフィスを含めた大手バーチャルオフィス3社について、費用をシミュレーションしてみました。

ここでは、個人利用の方・法人利用の方のそれぞれに分けて、シミュレーションしています。

費用シミュレーション（個人・住所のみ利用）

	ユナイテッド オフィス	GMO オフィスサポート	レゾナンス
1年目	33,220 円	5,940 円	17,380 円
2年目	27,720 円	7,920 円	11,880 円
3年目	27,720 円	7,920 円	11,880 円
4年目	27,720 円	7,920 円	11,880 円
5年目	27,720 円	7,920 円	11,880 円
（3年累計）	88,660 円	21,780 円	41,140 円
（5年累計）	144,100 円	37,620 円	64,900 円

ユナイテッドオフィスは基本プランに「法人登記」「郵便物受取・管理」「郵便物国内外週末1回転送」が含まれているため、競合他社と比べて費用が大きくなります。

そのため、「住所のみ利用したい」という方には、ユナイテッドオフィスはあまりオススメできません。

一方、「GMOオフィスサポート」は年会費がかからない・月額が安いというメリットがあるため、GMOオフィスサポートが最安になります。

費用シミュレーション（法人・週１郵便転送プラン）

	ユナイテッド オフィス	GMO オフィスサポート	レゾナンス
1年目	38,050 円	24,750 円	33,220 円
2年目	39,480 円	33,000 円	31,560 円
3年目	39,480 円	33,000 円	31,560 円
4年目	39,480 円	33,000 円	31,560 円
5年目	39,480 円	33,000 円	31,560 円
（3年累計）	117,010 円	90,750 円	95,230 円
（5年累計）	195,970 円	156,750 円	158,350 円

※ 郵便物転送に係る実費は1回（1週間）当たり220円で計算しています。

法人契約の場合には、週1回程度の郵便物転送が望ましいため、当該条件下でのシミュレーションを行いました。

結果は上記のとおり、5年目までの累計ではGMOオフィスサポートが最安です。

GMOオフィスサポートは入会金が無料、かつ郵便物の転送にかかる実費負担も150gまでなら無料という料金設定のため、総合的に見てもGMOは業界最安です。

一方、7年目以降になると（月額料金が安いため）レゾナンスの方が有利になります。

ユナイテッドオフィスは上位3社の中では若干高いですが、他者にはない「会議室を格安で借りられる」という大きな特典があります。（上記表の中には、会議室利用料は含めていません）

そのため、会議室を多く利用される方には、ユナイテッドオフィスがおすすめです。

ユナイテッドオフィスに関するよくある疑問

その他、ユナイテッドオフィスに関するよくある疑問をまとめました。

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ユナイテッドオフィスのログインページはどこですか？

ユナイテッドオフィスのログインページはこちらです。（※ 入会後にログイン可能）

ユナイテッドオフィスの解約方法を教えてください

ユナイテッドオフィスを解約（退会）する場合には、退会予定日の1ヶ月前までに「退会届フォーム」よりその旨を申請し、次月分利用料金を支払うことで退会することができます。（参照：ユナイテッドオフィス利用規約 – 第28条）

なお、法人で利用されている方が移転などにより解約をした場合であっても、月額990円で法人登記のみ残すことが可能です。

無料で利用できるバーチャルオフィスはありますか？

残念ながら、無料で利用できるバーチャルオフィスは存在しません。

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ユナイテッドオフィスの利用をオススメできない人

ユナイテッドオフィスは良いバーチャルオフィスですが、次のような方にはおすすめしません。

以下、かんたんに解説します。

個人で利用する人

個人事業主・フリーランスの方や、副業で住所が必要な方には、ユナイテッドオフィスの利用はオススメしません。

なぜなら、他のバーチャルオフィスのような「住所のみ利用プラン」が存在せず、個人利用の方には割高なプランしかないためです。（法人登記が前提のサービスです。）

そのため、バーチャルオフィスの費用をより安く抑えたい方には、他の格安バーチャルサービスの利用をオススメします。

ユナイテッドオフィスの利用をオススメする人

一方で、ユナイテッドオフィスは次のような方にオススメです。

それぞれ解説します。

東京都内で法人登記したい人

ユナイテッドオフィスは、格安バーチャルオフィスの中では「東京都の店舗数」が最も多いバーチャルオフィスです。 いずれも都内一等地であり、住所の信用力を高めることができます。

また、月額料金も安いため、特に法人化直後の方やスタートアップ企業にはおすすめです。

会議室を利用する可能性のある人

ユナイテッドオフィスの最大の魅力は、会議室の利用料がとてつもなく安い点です。

30分275円（＝1時間500円）という安さは、どのバーチャルオフィスを探しても他にありません。（たまに1時間500円のバーチャルオフィスは見かけますが、最低利用時間が2時間以上のケースが多いです）

そのため、リモートワークやオンラインミーティングを始め、来客対応や社内ミーティングなど、会議室を利用する予定のある方にはユナイテッドオフィスが最もオススメです。

ユナイテッドオフィスを利用される方は、下記リンクからどうぞ。

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